2018年4月17日火曜日

あなたの文章に相手は存在しますか?

先日、ブログのセミナーを開催しました。
ひと通り解説をして、質疑応答の時間に参加者さんから質問をいただきました。

「ブログをいっぱい書いているのですが、まったくメルマガにも登録してもらえないし、問い合わせもありません」とのこと。

実際にその人のブログを見てみると、自分のサービスのいいところがふんだんに紹介されていました。
本人もしたり顔で、「これだけ書いて、反応がないなんて信じられません」とおっしゃってました。

でもね、実はそこに理由があります。
ダメな人のブログほど、そういうブログが多いのです。

ブログを読んでもらって、メルマガに登録してもらったり、サービスに申し込んでいただくといった、相手に何か行動を促す以上、その行動の動機を提供しなければなりません。
その先に何があるのか、どうなれるのか、どんなメリットがあるのか…など、そういうことを伝えなければ、相手は動いてはくれませんよね。

そして、もっとも大事になことは、『そういうことを伝える』ということ。

さっきも書きましたが、自分のサービスのいいところ書くというのは、一方的な押しつけでしかないのです。
自分がどんだけ努力をしていようが、こだわっていようが、いいとおもっていようが、それをいくら書こうとも、自分の価値観を押しつけているだけ。
そこに相手は存在していません。

ブログでビジネスを加速させるために文章を書くのであれば、そこにお客様がいなくては意味がありません。
そして、そのお客様が価値を感じてもらえるための情報を提供しなくては、ビジネスが加速するわけないのです。

大事なことは、“何を書くのか”ではなく、“何を伝えるのか”ですよ。

書くだけなら一人でもできますが、伝える以上、相手がいなければいけません。
しっかりと相手を想定して、その相手が価値に感じる到達点をしっかりとコミットするということが、非常に重要です。

もし、あなたのビジネスが、本当に素晴らしいのにも関わらず、ビジネスががそれほど加速していないのだとすれば、相手が価値を感じてないだけに過ぎません。

そもそも、その相手でいいのか? もしかしたら、ターゲットが違うのかもしれません。
そして、ちゃんと伝わってますか? ただ書いている可能性があるのかもしれません。
もしかしたら、本当に価値があるんですか? もしかしたら、あなたが思っている価値は、相手にとって価値になっていないかもしれません。

この三点を見直してみましょう。
どっかに独りよがりな要素がある場合がほとんどですからね。

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