2019年2月19日火曜日

いきなり書き始めない

ブログにせよ、原稿にせよ、何か文章を書こうと思った時、いきなり文章を書き始める人というのが、意外と多いです。

しかし、それではなかなか書けません。
途中で書けなくなっていしまう人の多くが、そういうやり方をしている人たちです。

では、どうするえばいいのかというと、書く前に言いたいことを書き出し、だいたいのあらすじを準備をして書くことです。

文章は相手に飽きさせずに、こちらの伝えたいことを伝えるための手段です。
ということは、思いついた順に文字にしていったって意味がありません。
自分が思いつくままに、書きたいことを綴るのは、手紙なら構いませんが、それ以外では読み手が辟易としてしまうことでしょう。

重要なことは、“飽きさせないこと”と“自分の伝えたいことを伝える”。
この2つを共存させるためには、書き手としての主観と、いつも冷静な客観という二つの視点を持たなければなりません。

その上で、自分が伝えたいこと、書きたいことを箇条書きにして書き出します。
伝えたいことは、ブログであれば1記事1つ、書籍であれば1節1つぐらいにしてください。
伝えたいことをてんこ盛りにしてしまうと、読み手がどれが一番重要なのかがわからなくなってしまい、こちらの意図通りに受け取ってもらいにくくなります。

書き出したら、今度は読み手を飽きさせないために、書くべきことの順番を入れ替えていきます。
もちろん、一番伝えたいことは一番最後です。

そこまでできて、やっと準備完了。

この状態でやっと文章を書き始めます。
常に客観視をしながら俯瞰した状態で結論を見据え、そこにちゃんと進んでいるのかを意識しながら、主観では実際に並べ替えた箇条書きを元に書き進めながら、次の話にどうつなげていくのかを考えながら書き進めるということです。

これは、最近のカーナビをイメージしていただけると分かりやすいでしょう。
目的地を設定いすると、道順と一緒に目的地までを直線でつないだ線も出ると思います。
あの目的地までを直線でつないだ線が客観の考え方、道順が主観の考え方です。

そうすると、そんなに難しくなく、しっかり読み手に言いたいことが伝わる文章を書けるようになりますよ。