2022年9月24日土曜日

伝える順番って大事

 ブログでも、メルマガでも、はたまたトークでも言えるのですが、相手に与える情報の順番というのは、非常に重要です。


例えば、「何か起業できないかなぁ〜」と悩んでいる人がいて、その人に「家事代行で起業しませんか?」と言ったとしたら、相手はどう思うでしょうか?

きっと、「家事代行業か…。なんか、こき使われそうで嫌だなぁ〜」で心の扉が閉じられてしまい、以上終了です。


でも、最初に「金なし、コネなし、学歴なしでも起業できるんだけど興味ない?」と問いかけたとしたらどうでしょう?

そして、さらに起業の難しさ、他のビジネスのメリット、デメリットを伝え、その上で「何ができなかったとしても、家事ならできるよね? その家事でこれぐらいの金額が稼げるとしたら、いいと思わない?」と言われたら、もうちょっと話しを聞きたくなりますよね。


つまり、相手にさっさと結論を伝えることも重要な場合もありますが、何でもかんでも同じ様に伝えても意味がないということです。


他にも、目的と手段を間違える人がいます。


例えば、「子どものためのゲームを作るプログラミング教室」と「子どものためのプログラミングをゲームを作りながら学べる教室」があった場合、お金を出す親の立場で、どっちに通わせたいと思いますか?

前者は、目的がゲーム作りで、プログラミングが手段。

後者は、目的がプログラミングで、ゲームが手段。

ということは、親として通わせたいのは、後者ではありませんか?


これも、伝える順番を間違えてしまい、本来の目的と手段が入れ替わっちゃった事例です。


このように、相手の心の扉を閉じさせずに、しっかりと伝えようと思ったら、相手の思考を考えながら、伝える順番を工夫してみましょう。

もしかすると、それで大損害が発生しているかもしれませんよ。