2022年8月22日月曜日

読者ターゲットを正しく設定する

ブログやメルマガなど、メディアを運営している場合、重要なのは読者ターゲットの設定です。


ただ闇雲にブログやメルマガを書いていても意味がありません。

あなたは、誰に向けて書いているのかを設定し、その人にどう思ってもらいたいと思って書くのか…。

これ、非常に重要です。


例えば、アフィリエイトを誰かに勧める場合、主婦なのか、会社員なのか、年金ぐらしのご老人なのか、無職のニートなのかで訴求するポイントが違ってきます。

訴求するポイントが違うということは、誰向けなのかによって訴求ポイントを変えて書かないと、その後の効果が大きく変わってくるということです。


注意して欲しいのは、研修講師などをされている人。

研修講師の生徒は新入社員かもしれません。

でも、その研修講師を呼び、お金を払ってくる人は社長や人事部の人だったりします。

だとすると、あなたは誰向けに情報発信をするべきなのでしょうか?


当たり前ですが、社長や人事部の人ですよね。


でも、新入社員とは実際に話してますし、反応もニーズも分かってますので、つい新入社員向けに書いてしまう人というのが、意外と多いです。

これでは、アクセスを集められたり、反応のいい記事は書けるかもしれませんがお金にはなりませんよね。


もうひとつ、事例を出します。


私のクライアントに社会保険労務士をされている人がいらっしゃいます。

その人からコンテンツの相談を受けましたので、ブログを読ませていただきました。

そのブログに、昨今話題の『働き方改革』についての情報がたくさん書かれてます。

テレビでも話題のキーワードでもありますので、当然、アクセス数も多いのに、クライアントは増えません。

いや、むしろ減っているというのです。


でも、考えてみたら当たりませですよね。


社会保険労務士さんは、ほぼほぼクライアントは企業です。

なのに、『働き方改革』という労働者保護寄りの立ち位置の情報発信をされている訳ですから…。


分かりやすく言えば、企業側は経営効率を上げるために、できるだけ残業代などを押さえたいと思っていたとします。


その時に、「残業手当は労働者の当然の報酬です。払わない会社があったら労働基準監督署にいきましょう!」という情報発信をしている社会保険労務士と、「残業手当について労働基準監督署に突っ込まれても回避できる就業規則の作り方」という情報発信をしている社会保険労務士とという情報発信をしている社会保険労務士とでは、どちらの社会保険労務士さんに依頼しますか?ということです。

そりゃ、一目瞭然ですね。


なので、ブログやメルマガなど、メディアを運営している場合、まずは自分の読者ターゲットは誰なのかを正確に把握し、その人に向けて、その人に喜んでもらえるように書くようにしてください。

重要なのは、その他大勢の反応ではなく、自分が決めた読者ターゲットの反応ですからね。


2022年2月18日金曜日

常に読者の視点で文章を書く

何か自分の体験などをベースに文章を書くということは、意外と多いと思います。

その中でも、ブログなんかは最たるもの。


自分の体験をベースにノウハウを体系化させて、文章にまとめますからね。


ただ、ここで気をつけて欲しいことがあります。

というのは、自分がゴールに向かって進んでいる時、いくつもの分岐があり、それを選択し続けて今のゴールに辿り着いたはずです。


でも、そのゴールから振り返ってみましょう。


スタートからは分岐だらけだったその道は、ゴールから見るとスタートまで1本道に見えてしまうのです。

分岐をYの字でイメージすると、分かりやすいかもしれません。


つまり、ゴールに辿り着いたあなたは、ゴールに辿り着くまでの苦悩を忘れ、ゴール側からスタートを見て書いていたりはしませんか?という話しです。


これは、成功本などを書かれる著者さんに多いのですが、自分がなぜ成功したのかを書く場合、これを選択したから成功したとサラッと書いてしまうのですが、実際にその分岐の前に立たされた時に、どちらにしようか苦悩し、選択をして今に至っているということを忘れている人がほとんど。


これでは再現なんてとても無理だとは思いませんか?


だって、そのゴールに辿り着くためには、どちらかを選んだかというより、なぜそっちを選んだかが理解できなければ、自分の人生に置き換えて実践することはできませんからね。


だからこそ、スタート側からゴールを見て、途中途中の分岐を思い出し、なぜそっちを選んだのかを書くようにしてください。

ノウハウを体系化する上で、非常に重要な視点です。


たまに、意図的に苦労しだ黒歴史を封印される方もいらっしゃいますが、それはまた別の話ですね(笑)


2022年1月17日月曜日

ノウハウ記事はいい切ることが大事

 ブログで集客をする場合、誰かの悩み事を想定して、その悩みが解消するようなノウハウ記事を書かれることって、結構、多いと思います。


私も、検索してたどり着くブログなどを拝見するのですが、非常に残念な人が多いです。

というのは、せっかくいいことを書いているのに、最後の結論のところで「と思います」で終わわせてしまう。

これ、非常に残念です。


文章も、トークもそうですが、最後にどういう言葉で結ぶかで、全体の印象が大きく変わってしまいます。

読者が知りたいのは事実。

それなのに、「と思います」で終わるということは、「あくまでも書き手の考えです」と言っているのと同意であり、これは事実とは言えません。


なので、「と思います」で終わるということは、せっかく、なるほど、なるほど…と読み進めてきた読者の期待を大きく裏切ることになります。


今日の朝のワイドショーで、某首相の会見でのトークが入ってこないという話をしており、いくつかその原因が挙げられておりましたが、その中の一つに「と思います」で終わるということも入ってました。


ただ、逆に書き手として、断定すると叩かれたりしそうで怖いと思われる人の気持も分からないわけじゃありません。


大切なことは、文章の結びで言い切ることであり、リスクを取ることではありません。


では、どうすれば、リスクを取らずにいい切れるのかというと、結ぶ前に濁すということです。

例えば、「例外はあるかもしれませんが、この方法が最適なのです」みたいな感じ。

何か突っ込まれたら、「例外はあるって書いてますよね?」でにげられますよね(笑)


こんな感じで、ノウハウ記事は言い切ることが重要ですが、言い切る自信がない場合は、言い切る手前で逃げ道を作っておきましょう。