2013年8月28日水曜日

自分の一番したい出版テーマは、二冊目でするという法則

今回は、「自分の一番したい出版テーマは、二冊目でするという法則」とうテーマで書いていこうと思います。

実は、出版は今までに出版したことのない方より、出版したことのある方の方が勝手が分かっているため、安心して任せられるという編集者の本音があります。
しかし、一方では、出版して売れなかった著者よりも、まだ出版していない人の可能性にかけてみたいというのも、編集者の本音です。

つまり、出版する難易度でいうと、以下のようになります。

出版して売れた著者 > はじめての著者 > 出版して売れなかった著者

もし、皆さんが、まだ出版していないのであれば、出版のしやすさという意味では、それほど難しくない状態ということになります。
そして、これから出版するのであれば、必ず、“出版して売れた著者”とならなければ、二冊目、三冊目と出版し続けることは難しいということです。

では、“出版して売れた著者”というのは、どういう著者かというと、“三割バッター”と言われております。
“三割バッター”というのは、今まで出版した本の売れている、売れていないの打率が三割以上を維持しているということです。

もし、一冊目が売れたら十割、売れなかったら〇割。
つまり、一冊目が売れなかった著者は、二冊目が出せないということになります。

では、一冊目が売れた十割の著者が二冊目を出版した時、どうなるかと言うと、売れたら十割、売れなかったら五割です。
売れなかったとしても五割なので、三冊目の出版が可能になります。

ちなみに、二冊目が売れなかった五割の著者は、まだ五割バッターということになりますので、三冊目の出版が可能です。
その三冊目が売れたら六割六分、売れなかったら三割三分ということになり、どっちに転んでも四冊目の出版は可能になります。
そして、この四冊目で売れたら五割、売れなかったら二割五分となりますので、四冊目で売れなくてはじめてゲームオーバーという状態になるんですね。

簡単に言うと、一冊目が売れてしまえば、二冊目、三冊目が売れなかったとしても、四冊目までは出版は可能ということになります。

ここまでの話しを踏まえて考えてみると、一冊目は絶対に売れなくてはならないが、二冊目は売れなかったとしても打率が五割になるだけでまだまだ出版する上でのハードルは高くならないということです。
三冊目、四冊目でも出版は可能ですが、だんだん崖っぷちに近づいていきますので、売れるか分からないような企画はできるだけ早い段階で出版しておくべきということになります。

つまり、一冊目は自分の持っているリソースで一番売れる企画、二冊目は売れるか分からないけど自分が一番出版したい企画を出版しておきましょうということになるんですね。
これが「自分の一番したい出版テーマは、二冊目でするという法則」です。
もちろん、自分が一番出版したい企画と持っているリソースで一番売れる企画が合致している場合は理想ですが…。

いずれにしても、出版の肝は、一冊目が売れるかどうかだということは覚えておいてくださいね。
追伸: 最近興味があるのがコレ。 遺言書とは 家系図とは エンディングノートとは

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