2020年8月17日月曜日

意外と気になる用語の不統一

 ブログなどを見ていると、用語の統一がなされてないことって意外と多くて、それが気になって文章が頭に入ってきません。


我々、編集者は、業界に入って一番最初に叩き込まれるのが、この用語統一です。

最初と途中でm用語の使い方が異なっていることというのは、業界外の人が書く文章には非常に多く見られますからね。


でも、これって何ヶ月間か意識して文章を書いていると、頭の中で定着して、自然と用語統一された文章になっていきます。


では、どうやって意識付けをするかですが、本当は市販の「用語用字辞典」を一冊用意されることをお薦めしたいところですが、お金をかけるのも何なので、用語表を作っておくといいかもしれません。


ちなみに、用語統一できになるのは、次のようなことです。


○文体の統一

ですます調とである調の混在。

文体は著者の立ち位置に大きく関わってくるため、不統一だと混乱してしまいます。


○送り仮名の統一

同じ単語なのに、送り仮名が不統一。

同じ単語なだけに送り仮名が不統一は読んでいて気になります。


○単語の統一

同じことを表しているのに、違う単語を使う(本と書籍など)。

そこに何か意図があるような気がしてしまい、本筋とは違うところに意識がいってしまいます。


○役物の統一

「 」と“ ”と『 』や!と!?と?!などの使い分け。

意識しないと、気分で使い分けがちですが、複数記事を連続して読んでいると気になります。


○句読点の打ち方の統一

句読点の打ち方にルールはありませんが、自分なりのルールは決めておきましょう。

句読点は文章のリズムを作りますので、ルールが徹底されていないと、違和感が出てしまいます。


尚、これらの用語統一は、エディタのアプリによってはアプリが整えてくれるものもありますので、自分でやるのはちょっと…と思う方は、そういうアプリを探してみてはいかがでしょうか?


2020年7月20日月曜日

自分が言いたいことより、読者が読みたいこと

ブログを始めて、自分が何かを発信しようと思うと、つい方に力が入りがちです。

そして、自分が言いたいこと、伝えたいこと、分かって欲しいことを書いてしまいがちです。
でも、ブログの読者というのは、似たようなことが書かれているブログがたくさんある中で、あなたのブログを読んでくれています。
もっと言えば、自分が知りたいことが書かれていないのなら、他にもいっぱいあるブログの中で探そうとしています。

端的な言い方をすれば、読者は読みたい記事を読みたい。
読みたい記事を求めて彷徨っているわけです。

それなのに、書き手はつい自分が言いたいこと、伝えたいこと、分かって欲しいことを書いてしまいます。
結果、誰にも読んでもらえないブログに…。

でも、勘違いしないでください。

「あなたが言いたいこと、伝えたいこと、分かって欲しいことなんて読みたいと思っている人なんていませんよ」と言いたいわけではありません。
人に自分の記事を読んでもらうためには、「あなたの記事が読みたい」と思ってもらう状況にならなければ、読んでもらうことは不可能ということです。

では、「あなたの記事が読みたい」と思ってもらうためには、どうすればいいかというと、読者に信頼されなければなりません。
信頼されるためには、まず読者が欲しい情報、知りたい情報を提供するということです。
そして、読者の状況に共感し、解決策を提供します。

そこまでやって、はじめて自分が言いたいこと、伝えたいこと、分かって欲しいことを読んでもらえるようになります。
自分が読者になって、何か情報を探す立場になって考えてもらえれば、その気持はよく理解できると思います。

最初は大変に感じるかもしれませんし、もしくは、自分のメディアで、何故、読者に媚びなきゃいけないのかと思う人もいるかもしれません。
でも、インターネットでの通りがかりのユーザーに自分の話しを聞いてもらうわけですから、それぐらいしなきゃダメだということです。

ブログを始めたからといって、黙っていても記事を読んでもらうというのは大間違いですからね。
しっかり考えて、取り組んでくださいね。

2020年6月15日月曜日

メディアの本質に目を向けよう

ソーシャルメディアをマーケティングに使うと、必ず話題になるのが、どのソーシャルメディアが一番効果があるのかということ。
シェア率が高いからYouTubeがいいとか、開封率がいいからLINE@がいいとか…。
つい、そういう情報に振り回されてしまい、本質を見失っている人って、意外と多いと思いませんか?

では、本質は何かと言えば、そこにお客さまになりうる人はいるのかということです。

YouTubeのシェア率が高いからと言って、それを観ている人たちの目的はなんでしょうか?
そこを間違えると痛い目にあいそうって話しです。
私もYouTubeを観ますが、基本はひまつぶしのおもしろ動画がほとんどです。

つまり、誰かの仕事につながりそうな動画は見ていません。
シェア率が高いことと成約率や誘導率が高いというのは別の話しだということです。

ノウハウ系は動画の時間分、再生時間で取られてしまうので、私はブログで探します。
ということは、YouTubeを活用する場合、何をアップするべきかで考えてしまいますし、動画を用意する手間と見た人の成約率を考えると、懐疑的にならざるを得ません。

もちろん、YouTubeが全面的にダメなのではなく、自分のビジネスのとの相性をそういう上辺の情報に振り回されることなく考えましょうという話です。

LINE@も同様です。

開封率の高さで注目されておりますが、LINEはソーシャルメディアではなく、コミュニケーションツールなので、未読の存在が気持ち悪いってだけで、開封されているのであり、決して精読率が高いわけではないと思っています。
Push型のメディアを運営する以上、やはり生命線は精読率や、そこからの成約率ではないでしょうか。

また、人のサービスに貯めたリストであるリスクを考えても、LINE@はあまりやる気にはなりません。
それなら、ちゃんと登録してもらえるような魅力的なメルマガを運営した方が、絶対に効果的ですからね。

ということで、情報発信をするのであれば、それぞれのソーシャルメディアを見極め、どういう風に使うべきかを考えて使うようにしましょう。
どこかのコンサルタントが推奨していることをそのまま鵜呑みにしてはいけませんよ〜
(そのコンサルタントが嘘を言っているのではなく、あなたとの相性をちゃんと考えましょうねって話です)