2020年2月17日月曜日

あなたのブログは面白いですか?

最近、いろいろな人が「起業したら、ブログぐらいやらなくっちゃ…」と言われて、よく分からずにやっているケースって、非常に多いと思います。
 
そんなブログを見て、私が思うことは、「つまらない…」です。
 
それは、そのブログが書き手が自発的に書いているのではなく、否応なく書かされているから。
しかも、同業他社も同様にブログをやっているので、つまらないブログを見る必然性はありません。
 
結果、いくらブログを書いても集客につながらなくなり、続かなくなり、終了…というパターン。
 
まぁ、ブログを書く目的が決まっている以上、なかなか自発的に書くというのは難しいと思います。
でも読まれなくては元も子もありません。

ついマーケットインの考え方で、お客様の悩みと欲求は?とか言いながらブログに書くべきことを探してしまいがちですが、その考え方を一回やめてみませんか?

で、自分の好きなことを発信してみましょう!
ただし、たんに自分の好きなことを発信してもさすがに意味がありませんから、自分のお客様にその自分が好きなことを伝えるつもりで書いてみてください。
しっかり、ひとりのお客様の顔を思い描いて、そのお客様に伝えるつもりで。

そしたら、文章にもあなたの熱量が乗っかり、きっと相手も楽しんでくれる記事になるはずです。

たんにプロダクトアウトで記事を書き捨てるのではなく、プロダクトアウトで書く内容を決めますが、あくまでも相手がいることなので、そこはしっかると伝えるつもりで書いてみてくださいね。

何だか最近、同じようなテイストのつまらないブログが多いなぁ〜と感じますので、是非、こんな感じでブログ記事を書くことに挑戦してみましょう。
そうすれば、それだけで競合より頭ひとつ抜け出すことができますよ。

2020年1月20日月曜日

文章を書く上で基本的な考え方

私の仕事は書籍の編集者です。
書籍の場合、読み手は必ずお金を払って、購入していただいた本を読んでいます。

なので、その本を読むということに対するモチベーションは担保されていると言っても過言ではないでしょう。
わざわざお金を払ってますからね。
ちゃんと読まなきゃ損した気になりますもん。

でも、ネットの文章ってどうでしょうか?

いくら必死に検索して、探し当てた内容だったとしても、基本的には流し読みされることがほとんど。
まぁ、無料ですし、誰が書いたか分からない、もしくは書いてある人が実在するのかも、書いてある内容が事実なのかも不明瞭な中で読まなくてはなりませんからね。
さらに、検索結果で上位にするためにはGoogleのアルゴリズムに評価されなくてはなりませんし、それが嫌だと思ったらソーシャルメディアからアクセスを呼び込まなくてはならず、そのために煽ったタイトルにしていく傾向を感じます。

アクセス数や滞在時間、直帰率、離脱箇所などが分かってしまいますので、ついついテクニカルな方向や安直な煽りを取り入れてしまいたくなる気持ちも分からなくはありませんが…。

でも、書籍の編集者として、そういった傾向に違和感を感じてしまいます。

Googleのアルゴリズムに評価されることに意識がいってしまうばかりに、いわゆる日本語の美しさや書き手の個性といった、いわゆる文章の“芸”という部分がないがしろにされている気がするのです。
このままでは、正しい日本語はGoogleのアルゴリズムが基準になってしまいそうで…(汗)

やはり、ウェブライティングの基本は、インターネットというインフラで、文章を使って伝える技術であって欲しいと切に願います。
伝える技術があった上でのアクセスを呼び込むテクニックでないと、ますますネットの文章に対する信憑性が薄れてしまいますからね。

確かに数字で表す結果も大事ではあると思いますが、もっともっと大切な文章を使って伝えるという基本的な考え方を忘れないでいただきたいと思います。

今年もそんな想いで寄稿していこうと思っているので、よろしくお願いいたします。

2019年12月18日水曜日

コンテンツの切り口の考え方

ブログなどをやっていて、よく「ブログの切り口を工夫しましょう」と言われることってありますよね。
で、この切り口って、言うと1言ですが、考えようとしてもなかなか思いつかないってことはありませんか?

そもそもその切り口って何なのか?って話ですが…。

切り口というのは、1言でいうと観点です。
つまり、起こった事象をどういう立場で、立ち位置で見るかということです。

出版で言うなら、読者の視点で、編集者の視点で、出版社の視点で、書店の視点で…となります。
つまり、関わる人の数だけ見方があり、どの見方で言葉を発するかということが差別化することができたり、評価を得ることができたりするのです。

じゃあ、その見方をどうすればいいのかということを、私が雑誌の編集をしていた時の経験を踏まえて書いてみようと思います。

まず、切り口を考える前に理解しておいて欲しいことがあります。
それは、切り口を考える前に考えるべきことがあるということです。

何を考えるかというと、読者と目的です。
誰が読むのか?
そして、どうなりたいのか?
この点と点を結ぶ線が切り口どいうことになります。

つまり、誰に何をどういう立場で、立ち位置で伝えたら、その目的は達成できるのかということを考えて、切り口を考えるのです。

私が雑誌の企画を考えていた時の話です。

雑誌なので、当然、読者がいらっしゃいます。
その時に作っていたのがパソコン雑誌なので、当然、読者はパソコンオタクの人たち(1990年ぐらいなので、そういう人たちしかパソコン雑誌は読んでいませんでした)。
で、私の目的は、当時、人気だった格闘技大会を無料で、しかもリングサイドで観ることでした(笑)

で、立てた企画は『今、格闘技ゲームが熱い!〇〇編集部員から観るリアルの格闘技はの今』というような企画だったように思います。

パソコン雑誌なので、パソコンとかゲームに絡めるしかなく、格闘技ゲームを引き合いにパソコン雑誌の編集という立ち位置で、その時のリアルの格闘技を観たらどう見えるのかという切り口です。
もちろん、採用されて、無事にその格闘技大会をリングサイドで観戦することができました(笑)

この点と点を線で結ぶ感じ、ご理解いただけましたでしょうか?

多少こじつけでも構わないので、自分の目的を果たすためには、読者にどういう風に切り口を考えたらいいか考えてみてください。
頭を柔らかくした方が、面白い切り口が思いつきますよ。