2019年11月19日火曜日

情報発信をしていくのなら、徹底した読者視点で

出版であれ、ネットであれ、あなたが情報発信をするのであれば、絶対に必要なのは読者視点です。

この読者は何を求めているのか?ということを徹底的に想像しなければなりません。
なので、想像力がないと基本的に読者の求める情報発信をしていくのは難しいでしょう。
もっと言うなら、その想像力に加え、おもてなしの気持ちというか、思いやりがあったら、尚、最高です。

では、読者視点を取り入れるためには、何をする必要があるかと言えば、まずは読者を特定するということです。
読者がどんな人なのかをイメージせずに何を書いたとしても、それは絶対に読者視点にはなりません。
なので、まずは読者を特定してみましょう。

読者の年代、性別、職業、スキルレベル、予算、望む到達点、抱えている悩み…とにかく、想定できる共通項を書き出してみましょう。

よくペルソナというのを推奨するコンサルタントがいらっしゃいますが、私は推奨しません。
これは、私が出版社勤務時に編集者の先輩に言われたことですが、「そんなペルソナなんて想像したって、その想像が間違っていたら無意味。合っているペルソナをイメージできるのなら、そもそもペルソナをイメージする必要はないだろう」という事でした。
では、出版社では何で読者を特定していたかと言うと、読者ハガキです。
この読者ハガキに聞きたいことを書いてもらい、そのハガキから共通項を見つけていきました。

このハガキがないのですから、まずは想像力を掻き立てて、想定する共通項を書き出すしかありません。

とくに重要なのは、望む到達点、抱えている悩みです。
そして、望む到達点へ進むのに求められる情報、抱えている悩みを解消するのに必要な情報にアタリをつけて、その情報を発信するのに必要な要素、つまずきそうなポイント、注意点やアドバイスを他の属性を表す要素からイメージして盛り込んでいきます。

もちろん、文体や見せ方なども、この想定している読者像に合わせていきましょう。

そうやってコンテンツが完成したら、あとは、その想定した読者が合っているかの答え合わせを必ず効果測定でして、より精度を上げるようにしてください。
まず一回でうまくはいかないと思いますので、そういう意味ではPDCAサイクルをまわすイメージで、どんどん精査していく感じです。
慣れてくると、一発で読者に合わせられるようになっていきます。

この読者視点を身につけることができたら、情報戦では無敵になりますので、最初のうちは地道にトライ&エラーを繰り返しながら取り組んでくださいね。

2019年10月15日火曜日

自分の知らない何かについて書くのなら、好奇心は必要不可欠

何か文章を書く場合、その内容が自分のビジネスであったり、自分の趣味であるのなら問題ありません。
でも、その文章がアフィリエイト用の文章だったり、誰かに依頼されて書く文章だったりする場合もあると思います。

そういう場合、いきなり文章を書き始めても、なかなかいい文章は書けません。

文章というのは、書き手の熱量が文章から読み手に伝わります。
なので、たんに書いただけの文章は、読み手の心を踊らすことができないのです。

その熱量の高い文章を書くためにはどうすればいいのかというと、これはテクニックではないんですね。
なので、いくら文章の書き方を勉強したところで、熱量の高い文章を書くことはできません。

では、どうすればいいのか?

それは、まず書き手自身が、そのことを好きになることです。
実際にそのことについて学んで、理解して、実践して、好きになる。
この過程が非常に重要です。

実際、弊社ではアフィリエイトの書籍をたくさん出版してきました。
弊社は編集プロダクションなので、編集担当者は誰もアフィリエイトなんて知識でしか知りません。
そんな編集担当者には、必ず、著者からアフィリエイトを教わり、実践させるようにしています。
もちろん、これから出版するわけですから、再現性が求められます。
なので、編集担当者が稼げるようになるまで教えていただくんです。
実際にアフィリエイトで稼げるようになると、アフィリエイトが大好きになり、誌面からその熱量が伝わってくるような本を作ることができます。

そんなある日、新人にアフィリエイト本を担当させたら、まったく面白味のない本が仕上がってきました。
話を聞いたら、まず本の内容は読んだけど、こんなこと嘘だと思っているとのこと。
本の内容に編集者が懐疑的であったら、そりゃいい本になんてなるわけがありません。
実際にやらせてみても、興味がないので稼げるはずもなく…。
結局、担当を変えました。

何か新しいモノやコトに出くわした時、好奇心をもって対峙できるか…

これは、文章を書くことを仕事にしている人には必要不可欠な素養だといってもいいと思います。
斜に構えて、オレに理解させてみろというスタンスの人も多いですが、何事も疑ってかかったら時間もかかりますし、相手もあなたに内容を伝えるためのモチベーションはそこまでないことでしょう。
だったら、馬鹿になって、一回騙されたつもりで信じて乗っかってみましょう。
その方が、断然、楽しく内容を理解できるようになりますから。

そして、そのことを好きになることができたら、絶対的にいい文章が書けるようになりますよ。

2019年9月24日火曜日

ブログで書いた記事からビジネスにつなげるためには

ブログを書いてビジネスにつなげようとする場合、目的は検索エンジンからの流入だと思います。
読者が検索しそうなキーワードが該当するような記事を書いて、アクセスを呼び込み、記事を読んで信頼してもらい、申込みしてもらうという流れが一般的ではないでしょうか?

そこで書くブログ記事というのは、ノウハウだったり、情報だったりします。

でも、こういうビジネスにつなげるために必要なブログ記事というのは、読んで終わるようではダメなんです。

では、こういうビジネスにつなげるために必要なブログ記事を書く場合に考えるべきことは何かと言うと、まずは読者対象です。
年齢や性別、職業、悩み、欲求など、どういう人が何のために読むのかを把握しなければなりません。
そして、その人は読む前はどんな感情でいて、読んだ後にどんな感情になって欲しいのかを決めます。
最後は、その感情になった読者にどんな行動をとってもらいたいのかです。

で、やっぱり、一番重要のは、最後の行動させるということです。

あなたは、ブログに書いたノウハウや情報で、読者はちゃんと行動できますか?

実際にあった例でいうと、「商品 種類」で検索されて辿り着いた記事に、その商品の種類が紹介されていました。
これではダメだということです。

「商品 種類」で検索する人は、その商品の種類を知りたいんじゃない。
もしくは、その商品の種類を知りたいだけの人は、お客様にならないので、そこを相手にする必要はないということです。

では、どうすればいいのかというと、そんなに難しい話ではなく、その商品の種類を紹介し、その上で、どういう人がどの種類を選択すればいいのかを選べるように書いてください。

この選択するというのが、行動するということでもあります。

読んで、「で、どうすればいいの?」となるのではなく、「ということは、自分ならコレね」となっており、そのコレが自分のところで申し込めるようになっていれば、理想的ですよね。

たんにブログを書くのではなく、読んだ読者がちゃんと行動できる記事になっているかをチェックしてみましょう。