2019年7月22日月曜日

コンテンツの押し売りをしていませんか?

ブログなどで情報発信をしていると、読んでくれる人のために良かれと思って、どんどん更新してしまいます。
書き手としては、そう思っているのですが、読み手にとってはどうなんでしょうか?というお話しです。

あなたは、経験者だったり、専門家だったりすると、つい先のことが見えてしまい、先回りして書いてしまうということがあるように思います。
でも、読み手はそうでありません。
読み手は、自分の知りたいことを知りたいのであって、それ以上のことは望んでおりません。
望んでないことを書くということは、ただの押し売りになっているということです。

とくに多いのは、ブログで啓蒙活動をしちゃう人。
メディアには受動的なメディアと能動的なメディアがありますが、啓蒙活動をしてもいいのは受動的なメディアだけ。
つまり、FacebookやTwitterのようなフローメディアであれば、啓蒙活動をすることで気づいてもらいやすけど、ブログのような自ら検索をして見に行くような能動的なメディアでは啓蒙活動は、ただの押し売りでしかありません。

とくに、検索エンジンからのアクセスを集めようと思ったら、新規の顧客を集めることと同意だと思います。
つまり、集まってくる読み手は赤の他人。
その赤の他人が読むわけですから、そこに発信者へのねぎらいや敬意は無いものと思った方がいいでしょう。
その発信したコンテンツでハートを鷲掴みにして、こちらの話しを聞きたくなる心理状態になっていれば話しは別ですけどね。

だって、お友達のブログを読むのであれば、多少なりとも押し売りがましくても読んであげますもんね。

でも、実際、このコンテンツの押し売りをしている人って、意外と多いですよ。
とくに、読み手への想いが強よければ強いほど、コンテンツの押し売りをしてしまいます。

読み手のことを想うことは素晴らしいことですが、読み手の気持ちになって情報発信をしてくださいね。
もし、本当に読み手を想って伝えたいのなら、どうやったら伝わるのかを考えましょう。

そうでなければ、不毛な労力となってしまいますから。

2019年6月17日月曜日

生きている限り、全てがコンテンツ

よく、「ブログに書くことが無いのですが…」ということを言われる人がいます。

でも、個人的には、あなたが何かしらの専門家としてビジネスをされているのであれば、そんなことはないと考えます。
もし、今、あなたが生きているのだとしたら、日々の生活の全てがコンテンツになりうるからです。

食べた食事、移動した手段や経路、読んだ本、観たテレビ、入浴時や睡眠時に思ったこと…。
さらに、今まで経験してきた全て。

これらは、すべてコンテンツになりうるということです。

もちろん、たんに「今日は、○○を食べました!」ではコンテンツにはなりえませんが、そこにあなたがどう思ったのか、どう感じたのかという情報を加え、読む人にとってお勧めなのか、お勧めじゃないのかを書くことで、あなたのことを好きな人、信頼している人にとっては立派なコンテンツになります。

これだけだと、自分のことが知られていることが前提となりますが、その日に食べたものを、何かの専門家として分析をして、それを紹介すると、自分のことを知らない人にも役立つコンテンツになりえます。

例えば、ワールドカップを観戦して、たんに「日本が勝った!おめでとう〜」ではなく、私であれば出版の専門家として、ワールドカップの試合をどう切り取ると商品価値化が高まるかを考えて投稿したり、ゴールを決めるまでの過程でどれだけの選手のサポートやアシストがあったかを本づくりの工程にかぶせて紹介したり、試合の展開を文章の起承転結に当てはめて紹介したりする感じです。
たんに「日本が勝った!おめでとう〜」では、あなたが投稿する必然性がありませんからね。

他にも、今、あなたが何かの専門家としてビジネスをしているのであれば、その専門家になったプロセスを開示してみましょう。
なんで、その専門家になろうと思ったのか? 
なんで、そこで修行をしようと思ったのか? 
なんで、そこでの苦労や挫折を乗り越えられたのか?
なんで、それで独立しようと思ったのか?
そんなプロセスが、あなたの想いを伝えることとなり、あなたのファンになるきっかけを与えてくれす。

よく、明石家さんま氏の座右の銘で、「生きてるだけで丸儲け」というものがありますが、同じです。
人が何かの専門家として生きていれば、その全てをその専門家視点で語るだけで、それらは全てコンテンツになります。

つまり、「生きてることがコンテンツ」ということ。

あとは、あなたが何かの専門家としてブランディングするかですね。
それさえしてしまえば、「ブログに書くことが無いのですが…」なんて言うこと自体がなくなりますよ〜


2019年5月21日火曜日

いきなりブログを並行して書こうとしない

ブログの基本は1ブログ1テーマ、1記事1義です。

起業して間もない人を見ていると、あれもこれもと、とにかくやりたいことがいっぱい。
で、ブログの基本を教えると、「じゃあ、5つのブログを並行して始めなきゃ」ってなるんですね。

まぁ、この「1ブログ1テーマ」という考え方も様々で、個人的には「1ブログ1テーマ」というより、「1ブログ1ターゲット」と言った方がしっくりきます。
ターゲットが変われば、見せ方も変わりますので、そのターゲットごとにブログを立ち上げた方が効率的だと思うのです。

でも、テーマがターゲットになったところで結果は同じです。

結局、起業して間もない人ほど、こういう人にも、ああいう人にも…と増やしていきますからね。
自身がないのか、欲張りなのか、数撃ちゃ当たると思っているのか…。
本当のところは分かりませんが、いずれにしても、並行してブログをいくつも立ち上げようとしてしまうようです。

何となく、お分かりだと思いますが、これって逆効果です。

理由としては、人の時間や労力は有限だから。
有限ということは、複数あれば、複数に分散されてしまいます。
例えば、1ブログだったら、1週間毎日記事がアップできるので、接触頻度も高まり、自分のことの浸透も早くなるので、集客までの時間が短縮できます。
でも、5ブログを運営していたらどうでしょうか。
1週間毎日記事がアップできていたものが、週に1回の更新になり、投稿する度に「そういえば、こういうブログあったよなぁ〜」と毎回思われ、なかなか浸透されず、結果的に何時までたっても集客につながらないってことになりかねません。

例え、検索からのアクセス誘導したって、結果は同じです。
アクセスしたブログに記事が少ない場合と多い場合、どっちが信用できますか?
1つに絞れば、記事がアップされる頻度も上がりますから、すぐに記事が多いブログを作れますよね。

そして、何よりも、1つ目のブログ以降のスピードが圧倒的に変わってきます。

並行していくつものブログを運営していると、どれもそれなりのブログに成長するまでに時間がかかってしまうため、ブランディングするのに時間がかかってしまいますよね。
でも、1つのブログに集中して、さっさとそれなりのブログに育てあげてしまうと、次が圧倒的に楽になるんです。
だって、「あの○○ブログの✕✕さんが、新しくブログを始めました」って言ったら、すぐにアクセスを呼び込めますから。
自分のブログにファンができていれば、そこで紹介するだけでもアクセスを誘導することも可能です。

なので、とにかく最初は1つに注力するようにしてくださいね。