2018年11月20日火曜日

文章を書くのが苦手ということは…

私は編集者であり、出版プロデューサーという仕事をしております。
そうすると、やはり出版されたい方が集まってくるわけです。

で、そうやって集まってくる人が言う中で意外と多いのが、「私、文章を書くのが苦手なんですよね〜」という言葉。

出版って文章を書かないと始まらないのですが…(汗)

でも、これって出版に限った話ではありません。
ブログやFacebookを使ってビジネスを加速させようと思ったとしても、文章を書かなくてはならないですから。

前にも書いたかもしれませんが、文章を書くということは、読者に何かを伝えるという行為です。

自分の想いであったり、商品の良さであったり…こういうことをしっかり伝えないと、ビジネスを加速させることはできませんよね。
出版にいたっては、文字がないと話しなりませんが、考え方は同じです。
読者に伝えたい事がないのに、読者はそれに1500円というお金を払うことはありませんから。

あなたが人に伝えたいこと、それが先にあって、それを文字化する。
それが文章を書くということです。

ということは、会話でもそうですが、その相手が価値を感じてくれそうなことを伝えないと、話も聞いてもらえないですよね。
文章だって同じです。

その相手が誰なのか?
そして、その相手が価値を感じてくれそうなことは何なのか?

まずはそこを考えてみましょう。
そして、さらに価値を高めるために他の人が似たようなことを話していないかを調査し、その中から自分が伝えられることを考えることが大事です。

つまり、あなたがどれだけ伝えたい相手の気持ちになって、その人の価値観や悩み、欲求を把握できるかということが重要になります。

これは、いわゆる3C分析というものの考え方と同じです。

3C分析というのは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自社(company)」から成功要因を導き出すためのフレームワーク。

これがしっかりとできると、ブルーオーシャンを見つけられ、ビジネスを加速させやすくなるのですが、ここでも考える順番は市場、競合、自社の順番です。
ここでいう市場というのは、ターゲット設定も含まれますので、やはり、どれだけ相手のことを把握できるということになりますね。

文章を書くにせよ、ビジネスを加速させるにせよ、いずれにしても、とにかく相手のことを把握するということが大事ということです。


2018年10月16日火曜日

どこまでがパクリなのか

ソーシャルメディア全盛の時代。
日々、投稿することを余儀なくされております。

そうすると、書くことがなくなったりして、他の人の投稿などを参考にするようになり…。

まぁ、よくある話ですね。
でもネットの文章であれ、そこには著作権がありますので、無断でパクるのは犯罪です。

とはいえ、著作権はあくまでも自分の文章であるということを主張する権利であって、著作権侵害で訴えたところで相手がその文章で荒稼ぎしていたり、こちらがの売上が明確に落ち込んだという因果関係を立証できない限り、賠償問題にはなりにくい現実があります。
まぁ、著作権については複雑なので、機会があれば、どこかでガッツリを紹介させていただきますが、今回はそこが本丸ではありませんのでサラッと流します。

で、悪知恵のある人は、人の文章をコピペして、サラッとリライトして、我が物顔で投稿していたりもしていますね。
確かにそれで著作権は回避できますが、Googleのミラーコンテンツまで回避できているかは分かりません。
実際、結構、リライトしているのに、論理展開が似通っていて、言いたいことも同じだったサイトが飛ばされたという話を聞いたことがあります。

まぁ、そういう小手先の回避策もどうでもいいとして、何にせよ人のコンテンツをパクるということが問題なのです。
実際問題として、著作権上の回避策はいくらでもありますし、ノウハウには著作権はありませんので、セミナーで教えてもらったノウハウなどはパクリ放題と言っても過言ではありません。

でも、ソーシャルメディア全盛の時代だからこそ、そういうことはしない方がいいと思うのです。

実際、私が編集した内容をそのままパクってブログにアップした人がいました。
ソーシャルメディア全盛の時代なので、無料で多くの人にさらされるため、気づかれる確率も上がります。
そして、ソーシャルメディア全盛の時代なので、気軽に誰とでも連絡が取れます。

その結果、私の元に知らない人からチクりが入り、私は本人に忠告するも無視されたので、その人が所属している協会に問い合わせ。
もちろん、自分のタイムラインでも、その事実を公表しました。
当然、面白がって、たくさんの人がその人のブログを見にいき、さらにシェアして拡散してくださいました。

まぁ、いわゆる炎上のような感じです。

こういうことが起こったら、もうその人はブランディングとか言っている場合じゃありませんよね。
その後、何を取り繕ったとしても、そういうコトをした人として認識されてしまいます。

このスピード感や拡散力、取り返しがつかない感じがソーシャルメディアのリスクでもあると思うのです。

だったら、最初からパクったりなどせず、正直に「〇〇さんが書いていたこの記事は、とっても共感できますね」と紹介すればいいのです。
何かノウハウを紹介したいのであれば、「先日のセミナーで〇〇さんにこういうノウハウを教えていただきました。とても効果がありますので、よかったら選果してみてはいかがでしょうか?」と紹介してあげたら、紹介された人にも、紹介した人にも感謝が生まれますよ。

そもそも、人ひとりの情報量なんてすぐに限界がくるわけですから、自分だけで何とかしようとせずに、自分の価値観でまわりを活かしながら情報発信をしていきましょう。
今回は著作権とは違う切り口で、パクリ問題について言及してみました。

2018年9月18日火曜日

ど後発から挑む場合のポイント

ブログを始める場合、どうしても気になるのが先行者の皆さん。
同じジャンルで情報発信を始めても…と、つい萎縮してしまいます。

でも、そんなことを言っていたのでは、何もできなくなってしまいますよね。

そこで、やって欲しいのは、徹底した競合分析。
まずは競合と思えるサイトやブログを徹底的に分析をしてみましょう。

競合分析は、内容的に勝てるかどうかという視点と、SEO的に勝てるかという視点で考えなければなりません。
内容的に勝つということは、勝てる切り口を見つけ、自分が書き続けることができ、読者に見つけてもらえるかどうかということです。

まずは、そのサイトやブログに何か勝てる要素はないかを必死に考えてみてください。
テーマが同じでも、切り口を変えたら、打ち手は無限にありますからね。
ターゲットを変えてみる、自分の立ち位置を変えてみる、到達点を変えてみる、伝え方を変えてみる…。
いろいろ考えてみましょう。

そして、何か勝てる切り口を見出すことができたら、そのテーマのその切り口で自分が書けるかを自問自答してみてください。
ただ書くのではなく、書き続けることができるのかです。
無理をすると書き続けることはできませんので、何かモチベーションの源泉がみつかったら最高ですね。

そしたら、あとはその切り口にニーズがあるかどうかです。
その情報を求めている人がいるのかどうかをしっかりと確認してみてください。
リアルで、そのターゲットに聞いてみてもいいですし、Yahoo!知恵袋などで調査してもいいでしょう。
何となく、ニーズがあることを確認できたら、今度はその切り口で探される場合のキーワードを想定し、実際にそのキーワードで検索してみます。
検索結果の1ページに表示されるサイトやブログにSEO的に勝てるのかどうかですね。
SEO的に勝てるかどうかに関しては、私は専門家ではございませんので、ここでは割愛させていただきますが、そこで勝てなければ意味がないということは覚えておいてください。

そこまでの調査をして、『勝てる!』と踏んだら、どんどん書いてアップしていきましょう。

どうしても、インターネットでは先に発信したものが先行者利益を享受しやすい仕組みになっておりますが、それで諦めてしまったら、いつまでたっても前には進みません。
そこで立ち往生するぐらいなら、先行者を丸裸にして、勝てる切り口、入り込める隙間を見つける努力をしてください。

何でもいいので楔を打ち込めたら、まずはそこで第一人者になって、そこから幅を持たせつつ、先行者とガチンコで勝負を挑んでみましょう。
何事も、No1が一番美味しいですからね。
最終的には、やはりそこを目指していかないと!