よく私のところに届くメールに、「あんな本でも出版できているのですから、この企画でもいけるはずです」という意味合いの内容を送られる方がいらっしゃいます。 確かに市場には質の低い本が無いとは言いません。 ただ、その本が出版されていることと、あなたの企画が出版できることとは話しが違います。 出版されるというのは、必ずしも内容だけで決められる訳ではありません。 こういうコトはあまり言いたくありませんが、出版社も営利団体です。 営利団体である以上、利益になることであれば、多少の質の低さは目をつぶるということはありえます。 もちろん、公序良俗に反する内容は無いと思いますが…。 とくに、著者による買い取りがある場合や著者に販売力がある場合、内容に迅速性を求められる場合などは、そういう傾向があるようです。 それなのに、あの本が質が低いからといって、あなたの企画が決まる訳はありません。 そうだとすれば、あの本以上に買い取るとか、その著者より販売力があるとか、もっとスグに出さないといけないとか…、その本以上に有利な条件を出すしかありません。 まぁ、先方の条件を知るのはなかなか難しいというか、無理だと思いますけどね。 ということで、他の本の質の低さを自分の企画を採用してもらう根拠にするのなら、そんな本を相手にせずに、純粋に企画で勝負することをオススメします。 下を見たら切りはありませんし、その時点でその本の著者と同じ穴のムジナになっちゃいますからね。追伸: 最近興味があるのがコレ。 遺言書とは 家系図とは エンディングノートとは
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2013年4月1日月曜日
あんな本でも出版できるなら…
2013年3月27日水曜日
仕事のプロフィールと出版のプロフィールは違うの?
先日、セミナーに参加された方から、「普段、仕事で使っているプロフィールと出版企画書のプロフィールって違うんですか?」と質問をいただきました。 せっかくなので、これをシェアしたいと思います。 普段、仕事で使っているプロフィールというのは、お客さまに対して、自分のことを知ってもらうためのものです。 出版企画書のプロフィールというのは、本を書くに値する人かを見るためのものなんですね。 この違い、何だと思います? 自分を一人称とすると、仕事を依頼してくれるお客さまは二人称ですよね。 つまり、あなたのことをたんに相手に伝えればOKということになります。 これを出版企画書のプロフィールだとするとどうなるかというと、著者であるあなたは一人称です。 では、二人称は誰かというと、編集者ではなく、本を買ってくれる読者となります。 だって、お金を出してくれるのは読者ですから。 そうなると、編集者は? ということになりますが、編集者は三人称になります。 つまり、仕事で使っているプロフィールと出版企画書のプロフィールの違いは、読み手が二人称なのか、三人称なのかという違いなんです。 二人称であれば、その本人の心を動かせば依頼につながります。 しかし、三人称の編集者は客観的にプロフィールを読みますので、心を動かすというのは、なかなか難しい…。 むしろ、冷静に、この人はでれだけ凄いのか、この人の本を読者は買ってくれるのだろうか、と、見ています。 読み手の立ち位置を考えずにプロフィールを作っても意味はありません。 これから出版企画書を書く方は、是非、注意してみてください。追伸: 最近興味があるのがコレ。 遺言書とは 家系図とは エンディングノートとは
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