私の仕事は書籍の編集者です。
書籍の場合、読み手は必ずお金を払って、購入していただいた本を読んでいます。
なので、その本を読むということに対するモチベーションは担保されていると言っても過言ではないでしょう。
わざわざお金を払ってますからね。
ちゃんと読まなきゃ損した気になりますもん。
でも、ネットの文章ってどうでしょうか?
いくら必死に検索して、探し当てた内容だったとしても、基本的には流し読みされることがほとんど。
まぁ、無料ですし、誰が書いたか分からない、もしくは書いてある人が実在するのかも、書いてある内容が事実なのかも不明瞭な中で読まなくてはなりませんからね。
さらに、検索結果で上位にするためにはGoogleのアルゴリズムに評価されなくてはなりませんし、それが嫌だと思ったらソーシャルメディアからアクセスを呼び込まなくてはならず、そのために煽ったタイトルにしていく傾向を感じます。
アクセス数や滞在時間、直帰率、離脱箇所などが分かってしまいますので、ついついテクニカルな方向や安直な煽りを取り入れてしまいたくなる気持ちも分からなくはありませんが…。
でも、書籍の編集者として、そういった傾向に違和感を感じてしまいます。
Googleのアルゴリズムに評価されることに意識がいってしまうばかりに、いわゆる日本語の美しさや書き手の個性といった、いわゆる文章の“芸”という部分がないがしろにされている気がするのです。
このままでは、正しい日本語はGoogleのアルゴリズムが基準になってしまいそうで…(汗)
やはり、ウェブライティングの基本は、インターネットというインフラで、文章を使って伝える技術であって欲しいと切に願います。
伝える技術があった上でのアクセスを呼び込むテクニックでないと、ますますネットの文章に対する信憑性が薄れてしまいますからね。
確かに数字で表す結果も大事ではあると思いますが、もっともっと大切な文章を使って伝えるという基本的な考え方を忘れないでいただきたいと思います。
今年もそんな想いで寄稿していこうと思っているので、よろしくお願いいたします。
あなたも夢のビジネス書作家として著者デビュー!自費出版ではなく商業出版をコーディネートします。本気で出版を目指すあなたの出版を実現するために全力で支援いたします。 出版実現率で比較してください。
2020年1月20日月曜日
2019年12月18日水曜日
コンテンツの切り口の考え方
ブログなどをやっていて、よく「ブログの切り口を工夫しましょう」と言われることってありますよね。
で、この切り口って、言うと1言ですが、考えようとしてもなかなか思いつかないってことはありませんか?
そもそもその切り口って何なのか?って話ですが…。
切り口というのは、1言でいうと観点です。
つまり、起こった事象をどういう立場で、立ち位置で見るかということです。
出版で言うなら、読者の視点で、編集者の視点で、出版社の視点で、書店の視点で…となります。
つまり、関わる人の数だけ見方があり、どの見方で言葉を発するかということが差別化することができたり、評価を得ることができたりするのです。
じゃあ、その見方をどうすればいいのかということを、私が雑誌の編集をしていた時の経験を踏まえて書いてみようと思います。
まず、切り口を考える前に理解しておいて欲しいことがあります。
それは、切り口を考える前に考えるべきことがあるということです。
何を考えるかというと、読者と目的です。
誰が読むのか?
そして、どうなりたいのか?
この点と点を結ぶ線が切り口どいうことになります。
つまり、誰に何をどういう立場で、立ち位置で伝えたら、その目的は達成できるのかということを考えて、切り口を考えるのです。
私が雑誌の企画を考えていた時の話です。
雑誌なので、当然、読者がいらっしゃいます。
その時に作っていたのがパソコン雑誌なので、当然、読者はパソコンオタクの人たち(1990年ぐらいなので、そういう人たちしかパソコン雑誌は読んでいませんでした)。
で、私の目的は、当時、人気だった格闘技大会を無料で、しかもリングサイドで観ることでした(笑)
で、立てた企画は『今、格闘技ゲームが熱い!〇〇編集部員から観るリアルの格闘技はの今』というような企画だったように思います。
パソコン雑誌なので、パソコンとかゲームに絡めるしかなく、格闘技ゲームを引き合いにパソコン雑誌の編集という立ち位置で、その時のリアルの格闘技を観たらどう見えるのかという切り口です。
もちろん、採用されて、無事にその格闘技大会をリングサイドで観戦することができました(笑)
この点と点を線で結ぶ感じ、ご理解いただけましたでしょうか?
多少こじつけでも構わないので、自分の目的を果たすためには、読者にどういう風に切り口を考えたらいいか考えてみてください。
頭を柔らかくした方が、面白い切り口が思いつきますよ。
で、この切り口って、言うと1言ですが、考えようとしてもなかなか思いつかないってことはありませんか?
そもそもその切り口って何なのか?って話ですが…。
切り口というのは、1言でいうと観点です。
つまり、起こった事象をどういう立場で、立ち位置で見るかということです。
出版で言うなら、読者の視点で、編集者の視点で、出版社の視点で、書店の視点で…となります。
つまり、関わる人の数だけ見方があり、どの見方で言葉を発するかということが差別化することができたり、評価を得ることができたりするのです。
じゃあ、その見方をどうすればいいのかということを、私が雑誌の編集をしていた時の経験を踏まえて書いてみようと思います。
まず、切り口を考える前に理解しておいて欲しいことがあります。
それは、切り口を考える前に考えるべきことがあるということです。
何を考えるかというと、読者と目的です。
誰が読むのか?
そして、どうなりたいのか?
この点と点を結ぶ線が切り口どいうことになります。
つまり、誰に何をどういう立場で、立ち位置で伝えたら、その目的は達成できるのかということを考えて、切り口を考えるのです。
私が雑誌の企画を考えていた時の話です。
雑誌なので、当然、読者がいらっしゃいます。
その時に作っていたのがパソコン雑誌なので、当然、読者はパソコンオタクの人たち(1990年ぐらいなので、そういう人たちしかパソコン雑誌は読んでいませんでした)。
で、私の目的は、当時、人気だった格闘技大会を無料で、しかもリングサイドで観ることでした(笑)
で、立てた企画は『今、格闘技ゲームが熱い!〇〇編集部員から観るリアルの格闘技はの今』というような企画だったように思います。
パソコン雑誌なので、パソコンとかゲームに絡めるしかなく、格闘技ゲームを引き合いにパソコン雑誌の編集という立ち位置で、その時のリアルの格闘技を観たらどう見えるのかという切り口です。
もちろん、採用されて、無事にその格闘技大会をリングサイドで観戦することができました(笑)
この点と点を線で結ぶ感じ、ご理解いただけましたでしょうか?
多少こじつけでも構わないので、自分の目的を果たすためには、読者にどういう風に切り口を考えたらいいか考えてみてください。
頭を柔らかくした方が、面白い切り口が思いつきますよ。
2019年11月19日火曜日
情報発信をしていくのなら、徹底した読者視点で
出版であれ、ネットであれ、あなたが情報発信をするのであれば、絶対に必要なのは読者視点です。
この読者は何を求めているのか?ということを徹底的に想像しなければなりません。
なので、想像力がないと基本的に読者の求める情報発信をしていくのは難しいでしょう。
もっと言うなら、その想像力に加え、おもてなしの気持ちというか、思いやりがあったら、尚、最高です。
では、読者視点を取り入れるためには、何をする必要があるかと言えば、まずは読者を特定するということです。
読者がどんな人なのかをイメージせずに何を書いたとしても、それは絶対に読者視点にはなりません。
なので、まずは読者を特定してみましょう。
読者の年代、性別、職業、スキルレベル、予算、望む到達点、抱えている悩み…とにかく、想定できる共通項を書き出してみましょう。
よくペルソナというのを推奨するコンサルタントがいらっしゃいますが、私は推奨しません。
これは、私が出版社勤務時に編集者の先輩に言われたことですが、「そんなペルソナなんて想像したって、その想像が間違っていたら無意味。合っているペルソナをイメージできるのなら、そもそもペルソナをイメージする必要はないだろう」という事でした。
では、出版社では何で読者を特定していたかと言うと、読者ハガキです。
この読者ハガキに聞きたいことを書いてもらい、そのハガキから共通項を見つけていきました。
このハガキがないのですから、まずは想像力を掻き立てて、想定する共通項を書き出すしかありません。
とくに重要なのは、望む到達点、抱えている悩みです。
そして、望む到達点へ進むのに求められる情報、抱えている悩みを解消するのに必要な情報にアタリをつけて、その情報を発信するのに必要な要素、つまずきそうなポイント、注意点やアドバイスを他の属性を表す要素からイメージして盛り込んでいきます。
もちろん、文体や見せ方なども、この想定している読者像に合わせていきましょう。
そうやってコンテンツが完成したら、あとは、その想定した読者が合っているかの答え合わせを必ず効果測定でして、より精度を上げるようにしてください。
まず一回でうまくはいかないと思いますので、そういう意味ではPDCAサイクルをまわすイメージで、どんどん精査していく感じです。
慣れてくると、一発で読者に合わせられるようになっていきます。
この読者視点を身につけることができたら、情報戦では無敵になりますので、最初のうちは地道にトライ&エラーを繰り返しながら取り組んでくださいね。
この読者は何を求めているのか?ということを徹底的に想像しなければなりません。
なので、想像力がないと基本的に読者の求める情報発信をしていくのは難しいでしょう。
もっと言うなら、その想像力に加え、おもてなしの気持ちというか、思いやりがあったら、尚、最高です。
では、読者視点を取り入れるためには、何をする必要があるかと言えば、まずは読者を特定するということです。
読者がどんな人なのかをイメージせずに何を書いたとしても、それは絶対に読者視点にはなりません。
なので、まずは読者を特定してみましょう。
読者の年代、性別、職業、スキルレベル、予算、望む到達点、抱えている悩み…とにかく、想定できる共通項を書き出してみましょう。
よくペルソナというのを推奨するコンサルタントがいらっしゃいますが、私は推奨しません。
これは、私が出版社勤務時に編集者の先輩に言われたことですが、「そんなペルソナなんて想像したって、その想像が間違っていたら無意味。合っているペルソナをイメージできるのなら、そもそもペルソナをイメージする必要はないだろう」という事でした。
では、出版社では何で読者を特定していたかと言うと、読者ハガキです。
この読者ハガキに聞きたいことを書いてもらい、そのハガキから共通項を見つけていきました。
このハガキがないのですから、まずは想像力を掻き立てて、想定する共通項を書き出すしかありません。
とくに重要なのは、望む到達点、抱えている悩みです。
そして、望む到達点へ進むのに求められる情報、抱えている悩みを解消するのに必要な情報にアタリをつけて、その情報を発信するのに必要な要素、つまずきそうなポイント、注意点やアドバイスを他の属性を表す要素からイメージして盛り込んでいきます。
もちろん、文体や見せ方なども、この想定している読者像に合わせていきましょう。
そうやってコンテンツが完成したら、あとは、その想定した読者が合っているかの答え合わせを必ず効果測定でして、より精度を上げるようにしてください。
まず一回でうまくはいかないと思いますので、そういう意味ではPDCAサイクルをまわすイメージで、どんどん精査していく感じです。
慣れてくると、一発で読者に合わせられるようになっていきます。
この読者視点を身につけることができたら、情報戦では無敵になりますので、最初のうちは地道にトライ&エラーを繰り返しながら取り組んでくださいね。
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