出版でも、ブログでも、始めようと思った時に考えることがあります。
・書きたいこと
・書けること
この2つです。
でも、書きたいことを書いても、書けることを書いてもうまくいきません。
理由は、簡単です。
そのことを欲しいと思っている人がいないから…。
もし、出版でも、ブログでも、始めようと思ったら、自分が解決して上げられる悩みから考えるのが王道です。
でも、どうしても、書きたいことや書けることを書きたいというのなら、そのことを求めている人は誰だろう? そして、その書きたいことや書けることが解決になる悩みって何だろう? と、考えてみてください。
ブログの場合、楽にアクセスを集めようと思ったら、検索エンジンから誘導するのが、一番楽ですね。
検索エンジンからということは、何かキーワードを入力することになります。
キーワードを入力するということは、何かを探しているわけです。
つまり、自分が書きたいことや書けることが解となるには、どんなキーワードで検索してくる人かを考えればいいということです。
実は、先日、『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本をお手伝いしました。
著者は、コミュニティ運営の専門家である田代さん。
田代さんは、当然、自分の専門分野であるコミュニティ運営の本を出版したいと言っていました。
しかし、類書の売れ行きを見ても、「コミュニティ運営したいなぁ〜」と思って、本屋さんに来る人はいらっしゃいません。
そこで何をしたかというと、「何でコミュニティ運営をしたいのかな?」と考えました。
本を買う以上、たんに友達を作りたいからとか、コミュニティが楽しそうだからという人はいません。
そこには絶対に目的があるんですね。
口コミの時代と呼ばれるから、顧客を囲い込みたいから、など、いずれもビジネスのためというのがほとんどです。
つまり、「集客・売上をアップしたい」ということ。
では、コミュニティをやるっていっても、今さらmixiってことはありませんし、自作でSNSを立ち上げるということもないでしょう。
今なら、やはりFacebookです。
ということは、Facebookで集客・売上をアップしたいと思っている人は、コミュニティ運営をしようとしている人が多いのではないかと考えたわけです。
そうして、この『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本が生まれました。
この本を出した時、著者の周りの人は口を揃えて、「何で今さらFacebookの本なんですか?」と言っておりましたが、そう考えてしまう人は何かを書いて成功することはできないでしょう。
読者の求めるものを逆算して考えられないので、いつでも自分の書きたいことや書けることを押し付けることになりますから。
ちなみに、これを事業に置き換えると、ビジネスモデルを考えるのも楽になりますね。
私は、起業して18年になりますが、そうやってビジネスモデルを構築して、今に至っておりますから。
出版やブログ以外でも、こういう考え方をしてみてはいかがでしょうか?
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