今回は、『メディアの特性』について書きたいと思います。
皆さんが目にするメディア。
例えば、書籍、雑誌、テレビ、ラジオ、テレビCM、吊り広告、Webページ…など、これらは全てメディアです。
これらのメディアを2つに分けることができるのをお気づきでしょうか?
実は、これらのメディアは、“能動的メディア”と“受動的メディア”の2つに分けられます。
能動的メディアというのは、何か目的を持って情報を探し、求めるメディアのことです。
書籍は何か目的を持って買いますよね。
例えば、「夏に向けて痩せたいよなぁ〜」と思ったら、ダイエットの本を買います。
「Facebookの使い方が知りたい」と思ったら、Facebookの入門書を買います。
つまり、能動的メディアということになります。
他にもWebページなども、検索エンジンにキーワードを入れてページを見ますが、キーワードを入れるということは、何か目的を持って情報を探しているということになりますので、能動的メディアということになります。
逆に、受動的なメディアというのは、あまり見る気もないのに見させられるメディアのことです。
雑誌は、雑誌名で定期購読などをしていると思います。
なので、「こんな特集の本が欲しい」というよりは、この雑誌を読みたいなぁ〜と、なります。
そして、その雑誌の中に書かれたことをはじから読んで、いろいろな発見があるんです。
つまり、受動的なメディアということになります。
他にもラジオ、テレビCM、吊り広告なども受動的メディアです。
テレビは、実は、微妙なんです。
テレビ番組表を見て、その番組を見るという意味では能動的メディアですし、そのまま付けっぱなしで見てしまう場合、受動的メディアとなりますからね。
で、この能動的メディアと受動的メディアですが、それぞれのメディアの特性を知っていれば、それだけで打ち出す内容が変わってきます。
自分が持っているメディアが、能動的メディアであれば、徹底的に悩みに答える、もしくは夢を魅せることに注力してください。
ユーザーは、何か目的を持って情報を探しているわけですから、その目的を達成させてあげるということです。
逆に、自分が持っているメディアが、受動的メディアであれば、あまり説明っぽいことを書くよりも、目を引くことに注力してください。
ユーザーは、なにげにボケーッと見ているわけですから、そこで「ハッ!」とさせないといけないということです。
では、あなたの持っているメディアは、どっちですか?
最後に個人的な見解を書きますが、能動的メディアというのは、いつでもユーザーの想像の範囲を超える気づきというのはなかなかありません。
突然のひらめきや想定外の気づきというのはいつでも受動的メディアからもたらされます。
なので、新聞などを取らずにネットで見る人も増えているようですが、自分の興味のある見出ししかクリックしないということは、能動的メディアとなっているので、情報の偏り、しいては思考の偏りが出てしまうはずです。
紙の新聞であれば、なにげに目にする興味のないジャンルの記事などから気づきを得られる可能性はありますからね。
ユーザーには、“能動的メディア”と“受動的メディア”に接するバランスは、意識してもらいたいものですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿