私は出版の仕事をしている都合上、よく著者のAmazonキャンペーンに立ち会います。
そこで著者は遠慮がちに「応援してくれたら嬉しいです」「協力をお願いします」などと投稿されます。
ただ、その結果、あまり本を買ってくれなかったり、シェアしてもらえなかったり…。
そして、著者は人間不信になることも…。
これがリアルの人間関係であれば、空気を察するということをします。
「応援してくれたら嬉しいです」「協力をお願いします」ということは…? と、考えて、先回りして動いてくれたりもしてくれるものです。
でも、ネットだと…なんですよね。
まぁ、理由はそれほど難しくはありません。
リアルの人間関係は、発する言葉だけではなく、相手の表情であったり、場の雰囲気だったり、言葉のトーンや口調だったり…単純に言葉だけではなく、それ以外の情報もインプットされるため、そこから察するということができる訳です。
しかし、ネットの場合でいえば、文字だけですからね。
それ以上でもなく、それ以下でもありません。
そのまんま文字だけを読み、そのまんま対応してくれるだけなのです。
しかも、本人たちには悪意もないし、むしろ、応援した気になってたり、協力している気になってたりするんですよね。
つまり、ネットを介して、誰かに何かをしてもらいたいのであれば、しっかりと文字にしてお願いしましょう。
「本を買ってください」「AmazonキャンペーンのLPをシェアしてください」と。
ではないと、無意味にショックを受けることになりますからね。