2023年4月25日火曜日

普遍的なネタはストック、時事ネタはフロー

 よくブログやYouTubeはストックメディアで、TwitterやFacebookはフローメディアだという話しを聞きます。

そして、書き続けるのは面倒なので、ストックメディアを運営しましょうとも…。


しかし、それはあくまでもメディアの特性の話。


メディアを運営する上で重要なのは、【何に】【何を】投稿するかということです。

何でもかんでもストックメディアに投稿すればいいということではありません。


ストックメディアはあくまでもコンテンツをストックし、長期的に集客し続けるためのももです。

ということは、【何を】入れるべきかといえば、長期的に普遍的なネタということになります。

時事ネタを投稿しても、なかなかリアルタイムには見られませんし、何年後かに検索からアクセスを呼び込んだ場合、投稿日時を隠していたりすると、「まだこんなこと書いてる人いるんだ!」と思われてしまい、メディアとしての信頼を損ないます。


これは、内容だけではなく、「皆さん、こんにちは。今日も暑かったですね。」といったような冒頭の挨拶なども同様ですね。

このような冒頭の挨拶を冬に見かけてしまうと、普遍的なネタを投稿していたとしても、それだけで何だか古い情報のように思えてしまうものです。


逆にフローメディアは、普遍的なネタよりも時事ネタを投稿するべきです。

普遍的なネタは認知の緊急性が希薄だし、よく知られていることがほとんどなので、あまりフォロワーに喜ばれません。

逆に時事ネタだと、新しいネタなだけにそのことを知らない人も多く、フォロワーからの反応を取りやすいです。

反応が取れるというこよは、拡散するということなので、ビジネスが加速しやすくなります。


つまり、メディアを運営する場合、【何に】ばかり意識するのではなく、そこに投稿する内容も含め、【何に】【何を】投稿するべきかを考えるようにしましょう。


2023年2月25日土曜日

ネットで察してもらうのは無理

 私は出版の仕事をしている都合上、よく著者のAmazonキャンペーンに立ち会います。

そこで著者は遠慮がちに「応援してくれたら嬉しいです」「協力をお願いします」などと投稿されます。


ただ、その結果、あまり本を買ってくれなかったり、シェアしてもらえなかったり…。

そして、著者は人間不信になることも…。


これがリアルの人間関係であれば、空気を察するということをします。

「応援してくれたら嬉しいです」「協力をお願いします」ということは…? と、考えて、先回りして動いてくれたりもしてくれるものです。


でも、ネットだと…なんですよね。


まぁ、理由はそれほど難しくはありません。

リアルの人間関係は、発する言葉だけではなく、相手の表情であったり、場の雰囲気だったり、言葉のトーンや口調だったり…単純に言葉だけではなく、それ以外の情報もインプットされるため、そこから察するということができる訳です。

しかし、ネットの場合でいえば、文字だけですからね。

それ以上でもなく、それ以下でもありません。

そのまんま文字だけを読み、そのまんま対応してくれるだけなのです。


しかも、本人たちには悪意もないし、むしろ、応援した気になってたり、協力している気になってたりするんですよね。


つまり、ネットを介して、誰かに何かをしてもらいたいのであれば、しっかりと文字にしてお願いしましょう。

「本を買ってください」「AmazonキャンペーンのLPをシェアしてください」と。


ではないと、無意味にショックを受けることになりますからね。


2023年1月28日土曜日

3000文字以上の長文を書くコツ

 最近、ブログ記事を書くとしたら、最低1000文字、できたら3000文字以上と言われています。

記事の文字数が増えれば増えるほど、文章を書くのが難しくなります。


理由は大きく分けて2つ。


ひとつは、文字数を増やすことで、文章のスタートとゴールの距離が伸びてしまいます。

ということは、ゴールまでの経路というか、ゴールまでの道のりが長くなってしまい、話が分かりにくくなってしまうということです。

中には途中から内容が趣旨と逸れてしまう人や話がブレてしまう人も少なくありません。


そして、もうひとつは、本文だけの長文は読んでいて冗長になってしまいがちなので、どうしても精読率が下がってしまいます。

とくにブログの場合、読者は早く答えを知らたい訳ですから、いちいち文章を読んでいる場合ではありません。

そういう意味では、どこに答えが書いてありそうか分かりやすい方が、読者にとって親切なのです。

ただし、答えを明確にし過ぎてしまうと、滞在時間が短くなってしまうため、どこに答えが書いてありそうか分かりやすくするのは重要ですが、明確にしてしまうのはマイナスになります。


これらの問題を解消するのに見出しを使うのですが、多くの人が文章を書きながら見出しを書いてしまいます。

しかし、上記の問題を解消する場合、見出しはスタートからゴールまでのマイルストーンとして考えるべきです。


つまり、ブログの文章を書く場合、最初にスタート(何に悩んでいる人に)とゴール(その悩みを解消する方法)を決め、先にどういう経路(論理展開)でそこをつなぐかを考え、その経路がぶれないように見出しを考えていきます。

そうすることで、最初の見出しの文章は次の見出しにつなげるため、次の見出しの文章はその次の見出しにつなげるために書くということです。


文章は、スタートとゴールの距離が短いほど分かりやすい文章になりますので、こうして先に見出しを用意しておくことで、分かりやすい長文を書くことが可能になります。