2022年10月28日金曜日

情報発信の立ち位置を決める

 自分が何か情報発信をする場合、どういう立ち位置で発信するかというのは、結構大事です。

立ち位置といっても、なかなかよく分からないと思うので、簡単に説明します。


ひとつは、専門家ポジション。

これは、自分が何かの専門家として、ノウハウやニュースなど、いろいろなことについて情報発信するスタイルです。

お悩み解決系がこのスタイルになります。


もうひとつは、実践者ポジション。

これは、自分が実践者として、レビューや悩みなど、実践している人ならではの生の声を情報発信するスタイルです。

闘病日記やダイエットブログなどもこのスタイルに含まれます。


今回、なぜこの立ち位置の違いについて書こうかと思ったかというと、このスタンスによってアクセスの集め方が違うからです。

そのことを知らずに、闇雲に書いていても、あまり効果がありませんので、注意してください。


では、それぞれどういう風にアクセスを集めるべきなのかについて、書いていきます。


まず、専門家ポジションのブログは、ユーザーが専門家の知見を探している人がアクセスするので、SEOでの集客に適しております。

逆に、実践者ポジションのブログは、そこに書かれている情報の正確さよりも、生の声を知りたい人がアクセスするため、アクセスしてくれた人に共感を与える必要があります。

そういう意味では、SEOよりSNSからのアクセスやブログランキングからアクセスを誘導した方が効果的です。

 

なので、実践者ポジションの場合はブログだけではなく、Twitterもやっておきましょう。

そして、ブログランキングなどにも登録しておくとよいでしょう。


2022年9月24日土曜日

伝える順番って大事

 ブログでも、メルマガでも、はたまたトークでも言えるのですが、相手に与える情報の順番というのは、非常に重要です。


例えば、「何か起業できないかなぁ〜」と悩んでいる人がいて、その人に「家事代行で起業しませんか?」と言ったとしたら、相手はどう思うでしょうか?

きっと、「家事代行業か…。なんか、こき使われそうで嫌だなぁ〜」で心の扉が閉じられてしまい、以上終了です。


でも、最初に「金なし、コネなし、学歴なしでも起業できるんだけど興味ない?」と問いかけたとしたらどうでしょう?

そして、さらに起業の難しさ、他のビジネスのメリット、デメリットを伝え、その上で「何ができなかったとしても、家事ならできるよね? その家事でこれぐらいの金額が稼げるとしたら、いいと思わない?」と言われたら、もうちょっと話しを聞きたくなりますよね。


つまり、相手にさっさと結論を伝えることも重要な場合もありますが、何でもかんでも同じ様に伝えても意味がないということです。


他にも、目的と手段を間違える人がいます。


例えば、「子どものためのゲームを作るプログラミング教室」と「子どものためのプログラミングをゲームを作りながら学べる教室」があった場合、お金を出す親の立場で、どっちに通わせたいと思いますか?

前者は、目的がゲーム作りで、プログラミングが手段。

後者は、目的がプログラミングで、ゲームが手段。

ということは、親として通わせたいのは、後者ではありませんか?


これも、伝える順番を間違えてしまい、本来の目的と手段が入れ替わっちゃった事例です。


このように、相手の心の扉を閉じさせずに、しっかりと伝えようと思ったら、相手の思考を考えながら、伝える順番を工夫してみましょう。

もしかすると、それで大損害が発生しているかもしれませんよ。


2022年8月22日月曜日

読者ターゲットを正しく設定する

ブログやメルマガなど、メディアを運営している場合、重要なのは読者ターゲットの設定です。


ただ闇雲にブログやメルマガを書いていても意味がありません。

あなたは、誰に向けて書いているのかを設定し、その人にどう思ってもらいたいと思って書くのか…。

これ、非常に重要です。


例えば、アフィリエイトを誰かに勧める場合、主婦なのか、会社員なのか、年金ぐらしのご老人なのか、無職のニートなのかで訴求するポイントが違ってきます。

訴求するポイントが違うということは、誰向けなのかによって訴求ポイントを変えて書かないと、その後の効果が大きく変わってくるということです。


注意して欲しいのは、研修講師などをされている人。

研修講師の生徒は新入社員かもしれません。

でも、その研修講師を呼び、お金を払ってくる人は社長や人事部の人だったりします。

だとすると、あなたは誰向けに情報発信をするべきなのでしょうか?


当たり前ですが、社長や人事部の人ですよね。


でも、新入社員とは実際に話してますし、反応もニーズも分かってますので、つい新入社員向けに書いてしまう人というのが、意外と多いです。

これでは、アクセスを集められたり、反応のいい記事は書けるかもしれませんがお金にはなりませんよね。


もうひとつ、事例を出します。


私のクライアントに社会保険労務士をされている人がいらっしゃいます。

その人からコンテンツの相談を受けましたので、ブログを読ませていただきました。

そのブログに、昨今話題の『働き方改革』についての情報がたくさん書かれてます。

テレビでも話題のキーワードでもありますので、当然、アクセス数も多いのに、クライアントは増えません。

いや、むしろ減っているというのです。


でも、考えてみたら当たりませですよね。


社会保険労務士さんは、ほぼほぼクライアントは企業です。

なのに、『働き方改革』という労働者保護寄りの立ち位置の情報発信をされている訳ですから…。


分かりやすく言えば、企業側は経営効率を上げるために、できるだけ残業代などを押さえたいと思っていたとします。


その時に、「残業手当は労働者の当然の報酬です。払わない会社があったら労働基準監督署にいきましょう!」という情報発信をしている社会保険労務士と、「残業手当について労働基準監督署に突っ込まれても回避できる就業規則の作り方」という情報発信をしている社会保険労務士とという情報発信をしている社会保険労務士とでは、どちらの社会保険労務士さんに依頼しますか?ということです。

そりゃ、一目瞭然ですね。


なので、ブログやメルマガなど、メディアを運営している場合、まずは自分の読者ターゲットは誰なのかを正確に把握し、その人に向けて、その人に喜んでもらえるように書くようにしてください。

重要なのは、その他大勢の反応ではなく、自分が決めた読者ターゲットの反応ですからね。