2017年12月20日水曜日

文章の価値は、誰が、どうやって決めるのか?

文章の場合、その文章は自分が書きたい文章なのか、それとも誰かのために書く文章なのかって意外と重要です。

自分が書きたいだけの文章を書くのであれば、自費出版で出版するべきだと考えます。
ただ、あなたが書いた文章の世界観が共感され、読者に価値を感じてもらえたとするなら、作家としてデビューできる可能性があると言えるでしょう。

逆に、誰かのために文章を書くのであれば、必ず、どういう人に何を受け取って欲しいのかを考え、その上で、分かりやすく、伝わりやすく書くことが重要です。
ただし、目的が他のものになった場合、他に大きな迷惑をかけてしまう可能性があるので、その場合は、そもそも文章を書かないでもらいたいものです。
例えば、お金のために書いたサテライトブログのゴミ記事とか、SEO対策のために書いたコピペ記事やワードサラダ記事…。
今、話題のキュレーションサイトも「一体、誰得なの?」と考えてみたら、わかると思います。

結局、文章というツールは、自分が書きたい文章であれ、誰かのために書く文章であれ、誰かに何かを伝えるためのツールであるということです。
そこの基本的な考え方をナシで考えて、私利私欲にまみれた自分本位な文章を書くと、ああいう事態になるということですね。

では、その文章の価値は、誰が、どうやって決めるのか?

書籍だと、定価があるので、その金額に見合うかどうかで考えがちですが、実は少し違います。
書籍を読む読者が、その本を読むために費やした犠牲はお金だけではありません。
読む時間だったり、読む視力であったり…そういう目に見えない犠牲も含めて、内容と見合うかどうかを推し量っているのです。

つまり、読者の読後感が、その文章の価値ということです。

これは、書籍だと分かりやすいですが、ブログやソーシャルメディアに投稿する文章も同じです。
検索して辿り着いた文章がデタラメだったらムカつきますが、それは見てしまったことに対するムカつきなのではなく、期待してアクセスして、最後まで読むのに使った時間や視力やスクロールするのに使った指を動かす労力など、それらすべてが合わさったムカつきなのです。

なので、文章を書くときは、どういう人に何を受け取って欲しいのかを考えて書くようにしてください。
そして、投稿する前に、この記事を読んだ人は、本当にこちらが意図した感覚をもってくるのかを想像してから、投稿するようにしてくださいね。

2017年11月21日火曜日

誰が書いた文章かが大事

ソーシャルメディアが普及したことで、誰しもが文章を書く機会が増えたことでしょう。
中には、同業者だったりもいるはずです。

同業者がいたとするならば、書かなければならないノウハウは、もしかしたら同じ内容のノウハウかもしれません。

そのノウハウを同じように書いたとするならば、どっちがどっちか分からなくなります。
とくに淡々とした文章を書けば書くほど、文章に人柄を出しづらくなりますので、益々、誰が書いた文章なのかが分からなくなるということです。
もしくは、誰が書いても同じ文章ということですね。

ソーシャルメディアにおいて、そんな文章で発信を続けたとしても、あなたの求心力を高めることはできません。

やはり、求心力を高めるためには、自分らしさが文章に反映しなくてはならないのです。
発信している人は誰なのかが重要な時代になりましたからね。

では、どうやったら自分らしい文章が書けるのかです。

伝えたいことがあったとしたら、その伝えたいものの価値は一緒です。
大事なのは、書き手ならではの情緒。
その情緒で、文章の価値が大きく変わります。

情緒を表現するのに重要になってくるのが、自分らしさということです。

自分らしさとは何かというと、あなたしか持っていないこと。
夢や目標、想い、こだわり、好き嫌い、趣味嗜好、経験、実績…などです。
そういうことを文章に織り交ぜて、文章を書いてみてください。

例えば、例え話を自分の趣味に例えてみる感じ。

そういう人が、このことについて書くから価値があると思わせると言うことです。
是非、あなたにしか書けない文章を挑戦してみてくださいね。


2017年10月17日火曜日

階層構造を意識する

最近、コンテンツマーケティングだの、コンテンツSEOだのという言葉を良く聞きます。
ようはコンテンツで勝負していこうって話しです。

コンテンツで勝負ということは、それなりのコンテンツでなくてはならないということです。
長さも、深さや濃さも…。

実際、今までのブログであれば、1記事600〜800文字ぐらいで、1記事1義と言われておりましたが、それだと検索結果になかなか上位表示されなくなった間隔があります。
今だと、上位表示されているブログ記事を見る限り、1記事に最低でも1000文字以上はマストですかね。

1000文字の文章を書くとなるとなかなか大変です。
今までのように1記事1義で、言いたいことを書くだけ書いて終了という訳にはいきません。
しかも、1000文字の文章を一気に読ませるには、それなりの文章力といいますか、展開力が必要となりますからね。

そこで意識してもらいたいのが改装構造です。

文章を一気に1000文字を書くのではなく、記事タイトルの他に、大見出し、中見出し、小見出し、本文という階層をつくり作りましょうということです。
この階層を遣った文章を書く場合、求められるのは俯瞰した視点です。
今までのような伝えたいことを一気に伝える一本調子の記事ではなく、俯瞰して階層構造を取り入れることにより、立体的に伝えることができ、厚みのある文章を書くことができるようになります。

階層構造を作る場合には、全編通して、どの階層をどういう位置づけで使うのか、どの階層で何を伝えるのかを事前に決めておく必要があります。
もしくは、言いたいことをグルーピングして、つなげていく方法もあります。この方法の場合、加筆も楽にすることができますね。

階層を作る場合、たんに階層構造にすればいいのではなく、各階層感での整合性も取っていかなければなりません。
各階層感での整合性というのは、大見出し、中見出し、小見出しで文体を合わせるというものです。
ここをしっかりやらないと、階層のルールが不明瞭になり、だんだんなぁなぁになって、最終的にはグダグダな文章になってしまいましので、ルール化は最初にしておくことをオススメいたします。

記事の階層構造ができたら、ブログタイトルをトップにして、カテゴリー、記事タイトルも階層に加え、壮大な階層構造を意識していくようにしましょう。
それがあなたのノウハウの体系化ということになり、そこまで意識してできるようになったら、出版もそれほど難しくなくできるようになると思います。