2016年11月16日水曜日

情報を発信するのに覚悟が必要です

ソーシャルメディアの普及で、誰でも簡単にメディアを持つことができ、何でも情報を発信することができる時代になりました。

誰でもメディアをもてるということは、そのメディアを見る人が増えれば、多くの人に情報を伝えることができますし、どんどん拡散することにもなります。
まぁ、だからアメブロの読者を増やしたり、Twitterのフォロワーを増やしたり、Facebookの友達を増やすことを推奨しているコンサルタントもいらっしゃいます。
たんに数を増やしても、まったく意味がないので、それはオススメしませんが、見てくれる人を増やすことは、メディアの影響力に直結します。
(たんに数を増やしても、その人たちが見てくれなければ意味がないし、見てくれない人をいくら増やしても何の効果もありません)

メディアに影響力があれば、ノウハウやメッソドといった見る側に役に立つ情報だけではなく、自分の思想や嗜好などを発信することが可能になります。
ノウハウやメッソドを発信したら、欲しいと思った人が集まってきて、お客さんになってくれるかもしれません。
政治・宗教などに関することを発信したら、共感してくれた人が支持者になってくれるかもしれません。
プライベートを開示することで、羨ましいと思った人がファンになってくれるかもしれません。

いずれにしても、“欲しい”“共感”“羨ましい”と思わせられなければ、意味がありませんが…。

しっかりとメディアを確立し、そこにちゃんとした情報を流せば、かなりの効果が期待できる時代が到来したということです。

ここまでの話しを読むと、何だか夢のような話しのように思うかもしれませんが、あなたが何か情報を発信するのに覚悟が必要だということに気づいていますでしょうか?

公開した状態で何か情報を発信すると、当然、考え方が違う人が現れます。
もしかしたら、あなたの発信した情報が間違っていることもあるかもしれません。
他にも、近所の人が見ていたり、社員や上司、競合が見ている場合もあるでしょう。

情報を発信するということは、形に残ります。

しかも、先に発信する以上、見る側からしてみれば後出しジャンケンのようなものですから、どうしてもクレームする側の方が有利なわけです。
誹謗中傷、反論、クレーム、警告な…どなど、いろいろなリスクが生じます。

逆にいえば、そのリスクを背負って情報を発信しなければならないし。そのためには覚悟が必要だということです。

メディアを持つことのいい部分しか見ないで運営をすると、大変な目にあいます。
ただ、だからといって、当たり障りのない情報ばかりを発信していても、誰にも興味を持ってもらえません。

だからこそ、覚悟を持って発信して欲しいのです。

どうせ叩かれるにしても、この部分で叩かれるのなら仕方ないやというある意味での開き直りや、これを読んで嫌いになるなら別にいいやと吹っ切れるだけの覚悟です。
そうすることで、言葉を選び、切り口を考え、それでいて求心力の高まる情報を発信できるようになるはずですからね。

2016年10月20日木曜日

タイトルは読者との約束

ブログでも、書籍でも、必ず、タイトルがあります。
このタイトルは、何かと言えば、読者との約束なんです。

読者は、必ず、タイトルを見て読むかどうか決めます。
そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか…。

これは、ブログでも、書籍でも一緒です。

ブログなら、何か検索した検索結果に表示されているブログタイトルや記事タイトルを見て、クリックするかどうかを決めます。
書籍であれば、カバーのタイトルを見て買うかどうか決めますからね。

ということは、ブログでも、書籍でも、タイトルに書かれた内容が中に書かれてなければ詐欺みたいなようなものです。
Amazonのレビューで荒れているほとんどの本が、釣り広告のようなタイトルになっていて、その内容がしっかりと書かれていないというものばかり。

とくに書籍の場合は、お金を支払って手にする訳ですから、ブログのような無料のメディアとは怒りの度合いが違います。
その怒りの捌け口になっているのが、Amazonのレビューということです。

まぁ、読者の気持ちになって考えれば当たり前ですね。

そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか思って読んでみたのに、そのことについての肝心なコトが書かれておらず、“続きはこちら”で高額なバックエンド商材を売り込まれたら、たまったもんではありませんから。
そりゃ、読者が怒るのも無理はありません。

タイトルは、あなたのコンテンツを読むかどうかの入口です。
そのタイトルで、読むかどうか決めるわけですから、そのタイトルに書かれたことは、中にしっかりと書いてなければ、読者の怒りを買うのは当たり前です。

そういう意味で、タイトルは読者との約束であるということは、覚えておいてください。

もし、その先でバックエンド商品の販売につなげたいのであれば、まずはタイトルに書いたことを中に書いて、“さらに上を目指すならこちら”と誘導するべきです。

例えば、月30万円稼ぐためのコンテンツを売りたいのなら、月10万円稼ぐ方法を書いて、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」と誘導するということになります。
タイトルの月10万円稼ぐ方法しか約束している訳ではないので、その内容が書かれていれば文句を言われることはありません。
その上で、さらに稼ぎたいと思えば、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」という部分をクリックするし、そうでなければクリックしないわけです。
つまり、読者の選択によってクリックするするかどうかを決めるわけですから、そこに不快感はないということになります。

ブログでも、書籍でも、タイトルを決める場合、それが読者との約束になるということを踏まえて考え、その上で、そこから読者の選択によって誘導する方法を考えるようにしてくださいね。

2016年9月22日木曜日

私には書けることがありません…

私は、出版実現セミナーという、出版したい人に出版する方法をお伝えするセミナーを開催しております。
主に出版したい人が参加されるわけですが、たまに「出版はしたいのですが、私には書けることがありません…」という方が参加されます。

個人的には、「じゃあ、出版しなきゃいいんじゃないですか?」って言いたいところですが、そういう訳にはいきません(笑)

では、自分で「私には書けることがありません…」と思っている人は、本当に書けることはないのでしょうか?

私はそうは思いません。
人は、30年も生きていたら、誰でも一冊ぐらいは出版できると思います。

だって、30年生きていることがすでに価値ですからね。

30年も生きていて、何も自慢できることがない人、誰かに教えられることがない人、誰かに頼られることがない人って、寂しいじゃありませんか!

逆に言えば、自慢できることがある、教えられることがある、頼られることがあるということは、それを出版すればいいという話しです。

問題は、そのことを切り出して、コンテンツ化することができないというだけですね。

では、どうやって切り出すのか?

まずは、自分が自慢できること、教えられること、頼られることを書き出す。
当然、そのことで自分より凄い人はいっぱいいると思うかもしれませんが、そんなことは関係ありません。
ターゲットを、自分が自慢できる人、教えられる人、頼られる人にすればいいわけですから。
ようは、自分より下の人に自分の自慢できること、教えられること、頼られることを伝えるということです。
自分より凄い人が、そこをターゲットにしてコンテンツを発信してないのであれば、そこに市場があり、発信する価値があるということです。
つまり、レベルで階層化して自分より下の階層に発信するということ。

もうひとつの方法は、ジャンルを分ける方法。
自分がナンバーワンになれるジャンルを探すんです。
例えば、アフィリエイトで言えば、アフィリエイトで一番稼いでいるという人は、ひとりしかいません。
でも、世の中には、いろいろな人が書いたたくさんのアフィリエイト本が刊行されております。
なぜかといえば、それぞれ自分がナンバーワンになれるジャンルで本を出しているから…。
アフィリエイトだとナンバーワンはひとりですが、ブログアフィリエイト、メルマガアフィリエイト、サイトアフィリエイト、PPCアフィリエイト…とジャンルで切ってしまえば、それぞれにナンバーワンは存在するわけです。
あなたがやっていることも細分化することで、ナンバーワンになれるジャンルを見つけることができれば、そこに市場があり、発信する価値があるということです。
つまり、ジャンルで細分化して自分がナンバーワンになれるジャンルで発信するということ。

さらに、この階層化と細分化を掛け合わせることで、あなたはさらにオンリーワンになることができます。
ということは、誰でも、自分がオンリーワンになれる場所で旗を立てて、その優位性を発信し、それを求める人を集めることができれば、「私には書けることがありません…」なんてことにはならないということです。

2016年8月23日火曜日

あなたが目指すのはジャーナリスト?それとも評論家?

ソーシャルメディアの普及により、誰でもメディアを持って、情報を発信できる時代が来ました。
もはや、あなたは、あなたの運営するメディアの編集長ということです。

ただ、日々、流れてくる情報を見ていて、思うことがあります。

それが、あなたが目指すのはジャーナリスト?それとも評論家? ということ。

何がいいたいのかというと、自分の身の回りに起こった一次情報を中心に情報発信をしている人と、二次情報を中心に情報発信をしている人がいるということです。

一次情報とは、自分が実際に目で見て、体験した情報のこと。
二次情報とは、自分が別の情報源から見聞きした情報のこと。

一次情報を扱うのはジャーナリスト、二次情報を扱うのは評論家です(厳密には違うのですが…)。

ソーシャルメディアは、いうなれば、ただのツール。
運営するそれぞれが自由に活用しても構わないので、ジャーナリストだろうと、評論家だろうと関係ありません。

ただ、もしあなたがソーシャルメディアを活用して、ビジネスを加速しようと思っているのであれば、ジャーナリストを目指してください。

専門家が専門家として、専門家にしか発信できない情報を発信するからこそ、専門家としてブランディングができるのです。

誰かの受け売りの情報やニュースなどへの批判、論評を発信したところで、専門家には見えませんからね。
そもそも、その情報源がソーシャルメディアだった場合、その情報の信憑性も疑わしい場合もありますよ。

もちろん、あなたの視点が秀逸で、面白おかしくぶった斬るだけのセンスをお持ちなら、それで講演や執筆、出演などのオファーはあるかもしれませんが、たぶん、本業のビジネスにはつながりません。
(本業が評論家、コメンテーター、講演家などの場合はこの限りではありません)

せっかく、メディアを自由に運営できる時代になったのですから、あなたにしか発信できない情報を発信しなければ、面白くないと思いませんか?

だから、私は基本的に一次情報しか投稿しないと決めています。
世の中のニュースに言いたいことはたくさんありますが、それは新橋の酔っ払いのおじさんたち同様に呑みの席での肴にしています。
他にも、政治と宗教、家族のことは投稿しません。

こういう風に、メディアの運営ポリシーを事前に決めて、投稿するべきことと投稿しないことは、先に決めておくと、ブレずにメディアを運営することがあります。

メディアを運営するということは、まずはメディアであるということを自覚すること、その上で、運営ポリシーを決めて、読者を明確にし、その読者にとって価値あるコンテンツを投稿するようにしてください。
自分が好き勝手書いたり、言いたい放題書くために運営するのは、非常にもったいないですよ。

2016年7月21日木曜日

アマゾンキャンペーンって本当にやるべきなんでしょうか?

よくアマゾンキャンペーンに対して否定的なスタンスを取られている方がいらっしゃいます。

私は、よくアマゾンキャンペーンについて推進派だという印象を持たれているようなので、私の見解を書いておこうと思います。

まず、私は、初めての著者さんにアマゾンキャンペーンを勧めておりますが、別にアマゾンキャンペーン推進派という訳ではありません。
そして、本来は、アマゾンキャンペーンをやるより、書店で本を売ることの方が重要なのです。

なぜ、私がアマゾンキャンペーンを勧めているかというと、私が担当する著者さんは、初めての著者さんが多いから。
これは、ベストセラー作家とは立場が違います。
初めての著者さんの本をたくさん仕入れてくれるリアル書店はほとんどありませんからね。

そのことが大前提。

今、出版業界は、出版不況と言われており、多点数少部数の流れにあります。
初版が4000〜6000部というのが当たり前の状況です。

もし、皆さんが出版したときに、初版が8000部以上だったとするならば、アマゾンキャンペーンをやるよりもリアル書店に販促活動をするべきだとアドバイスします。

私の体験上、どんなに凄い人でも、アマゾンキャンペーンで売れるのは2000部程度ですから。

つまり、初版8000部だったとするなら、アマゾンキャンペーンで2000部売っても残りは6000部です。
この6000部を売ろうと思ったら、やはりリアル書店で売れなければ、絶対に消化できません。

しかし、今は、初版が4000〜6000部という時代。
初版4000部だったとするなら、アマゾンキャンペーンで2000部売れたら、残りは2000部。
だいたい、それぐらいはリアル書店に配本されますので、その時点で増刷決定となります。

なので、多点数少部数の流れの中で、出版はしやすい状況にはなっていますので、最初は、まず出版を実現し、アマゾンキャンペーンをやって増刷をする。
増刷することで書店員の注目も得られるので、少しずつでもリアル書店の販促を行っていきます。
そこで名前を覚えてもらって、二冊目、三冊目の時に少しでも多く部数を取ってもらうということです。

もちろん、増刷すれば、出版社も二冊目、三冊目への期待も大きくなり、初版部数も増えていきますからね。
そしたら、徐々にアマゾンキャンペーンメインの販促から、リアル書店への販促に切り替えていけばいいんです。

そこから先は、著者の名前で仕入れてもらえるようになっていきます。

私は、初めての著者さんにアマゾンキャンペーンを推奨はしますが、決してアマゾンキャンペーンだけすればいいということは言っておりません。
必ず、その後にリアル書店への販促をしないと意味がありませんから。

ようは、初めての著者さんはアマゾン8:リアル書店2という状況から、実績を作り、出版社やリアル書店に信頼される著者になり、アマゾン2:リアル書店8という状況にシフトしていきましょうということです。

なので、何冊も出版しているのに、いつまでもアマゾンキャンペーンをすることはあまりお勧めはしていません。
まぁ、そういう人は、リアル書店への販促活動が苦手な方が多いので、それは著者のスタイルとしてアリだと思いますけどね。

2016年6月22日水曜日

ファンを獲得する

ブログでも、書籍でも、文章を書いて、読者をファン化させることでビジネスは加速します。

しかし、ひと言でファンと言っても、二種類のファンがいることに気づいているでしょうか?

ひとつは、あなたのコンテンツのファン。
コンテンツのファンということは、それを書いた人は誰でもよくて、あなたの書かれていることに対するファンということです。
書籍を出版して、買っていただけるのは、このコンテンツのファンとなります。
ビジネスでいうなら、お客さんになってくれる人です。

そして、もうひとつは、あなた自身のファン。
あなたの人柄や思想、考え方、姿勢、こだわりなど、あなたの書いているコンテンツではなく、人としてあなたに魅了されたファンということです。
書籍を出版して、応援していただけるのは、このあなた自身のファンとなります。
ビジネスでいうなら、お客さんを紹介してくれる人です。

この二種類のファンを獲得することで、あなたのビジネスは加速するでしょう。

ただ、ファンには二種類いるということは、獲得するために必要なこともそれぞれ違います。
読者ターゲットが違う訳ですから、当然、書くべき内容も違うということです。

では、何が違うのか?

コンテンツのファンは、あなたの書かれていることに対するファンな訳ですから、書かれたことに感謝される必要があります。
簡単にいえば、悩みや欲求にたいする答えを書くということです。
悩んで困っている人に、その答えを書くことで、悩みは解消され、そのことを教えてくれたことに感謝するという流れになります。

逆にあなた自身のファンは、あなた自身に魅了されたファンな訳ですから、あなたの人柄や思想、考え方、姿勢、こだわりなどに共感される必要があります。
簡単にいえば、「この人は素敵だ」「この人はいいなぁ」というような感情を抱かせるということです。
あなたの人柄や思想、考え方、姿勢、こだわりなどを伝えることで、「この人は素敵だ」「この人はいいなぁ」という感情を抱かせることで、あなたを応援したいという流れになります。

この二種類のファンはどっちも必要なので、どっちのファンも獲得できるように、目的を明確にして文章を書くようにしてください。
ただし、ひとつの文章で両方を獲得することは、ターゲットがぶれてしまい、中途半端な文章になりかねませんので、文章を書く目的は1つに絞り、そのための文章をそれぞれ書くようにしましょう。

2016年5月20日金曜日

ノウハウを書く

ノウハウを文章で伝えるためには、論理的な文章が求められます。
その論理的な文章を書くことで、読んでいる途中で「何で?」とか、「ん?」という違和感であったりとか、分かりづらくて「えぇ〜」とかとなったりせず、スッと理解できるようになります。
スッと理解できるので、納得でき、書き手を信頼することにつながります。

では、その論理的な文章を書くためにはどうすればいいのか?

それは型を覚えること。
文章には、論理展開の型というものがあります。

こういうことを伝えるには、こういう論理展開で説明していきましょうというものです。

昔、小学校の作文で習った「起承転結」も文章の型の一つです。
「起承転結」は、読者に飽きることなく物語を伝えるための型です。

他にも…
・論拠
・序破急
・事視意
・目理方結
・起承鋪叙結
といった種類があります。
これらの型は、それぞれ特徴があり、伝えるべき内容によって使い分けるのが一般的です。
それぞれについては、自分で調べてくださいね。

ただ、こういう型を身につけると、文章を書くことが楽になります。

例えば、ブログを書く場合、「今日はこの話しをしよう」と思ったときに、「この話しはこういう内容なので、あの型で書こう」と頭の中で決めます。
そしたら、その型の論理展開にそって、まずあれを書いて、次にこれを書いて、最後にこれを書いて…と書くべきコトが決まってくるので、悩むことがないんですね。

ブログを書くときに、パソコンの前でじっと止まってしまう方は、是非、型を身につけましょう。

そして、一回、型にそって文章をかいてみましょう。
あとは新たに記事を書く場合でも、前に書いた記事をコピペして、論理展開のブロックごとに内容を上書きすればいいわけですから、悩む必要はありませんからね。

たぶんですが、ブログの更新で手が止まってしまう人は、何かの専門家なはずなので、書きたいことはあるのに、それをどういう順番で書いたらいいか悩んでしまうのではないでしょうか?

そういう時のために、型なんですよね。

ブログを難なく更新できる人の多くは、頭の中にこの型のバリエーションがいくつもあって、何かブログを書こうと思ったら、その内容に最適な型を引っ張ってきて、必要な要素を埋めていく作業をしているだけなので、苦もなく書けているんだと思います。

是非、この型を身につけるようにしましょう。

2016年4月20日水曜日

書こうと思うから書けないんです

文章は、書こうと思うと構えてしまい、なかなか書けなくなるものです。
なかなか文章が書けないという人の多くは、パソコンに向かってから何を書こうか考えているから。

人は、何かをしなくちゃと考えると、強迫観念に圧迫されて、逆に手が止まってしまいます。
それででも、「何か書かなきゃ…」と考え込み、頑張ろうとして、ますます書くということに対する苦手意識が増幅していくのです。

私は、これがソーシャルメディア疲れの原因のひとつだと思います。

では、どうすればいいのかというと、書くべき内容と書くべきタイミングをヒモ付けして、行動をトリガーにすることをオススメいています。

あなたは、朝起きたら、歯を磨きますよね。
歯を磨くときに、朝起きて、「何をしようかな?」とは考えてはいないと思います。
それって、習慣化による条件反射です。

文章を書くときも、同様に習慣化による条件反射で書くようにすれば、文章がが書けないという悩みはなくなります。

そのためには、先に書くべき内容のパターンを考えます。
実績紹介、啓蒙記事、告知記事、レポート記事…自分が書こうと思うパターンを書き出してください。

そして、どういうことが起こったら、何を書くのかを決めておくのです。

例えば…
・実績紹介→お客さんの結果が出たら書く
・啓蒙記事→お客さんから質問がきたら書く
・告知記事→セミナーの開催が決まったら書く
・レポート記事→セミナーの翌日に書く
といった感じです。

つまり、何かの事象を条件として、それをトリガーに行動を習慣化すればいいのです。
あなたが「朝起きたら(条件)、歯を磨く(行動)」ということは、「朝起きる」という事象がトリガーとなって、「歯を磨く」という行動をとっています。

このように、こうなったら、これを書くと決めて、それを習慣化させると、文章を書くことで悩むことはなくなります。
是非、試してみてください。

2016年3月20日日曜日

1文1義が基本

ブログでも、書籍でも、同じことが言えると思いますが、文章を書くときの基本は、“1文1義”です。
ブログなら1記事、書籍なら1節で伝えるべきことを1つに絞るということ。

この“1文1義”、簡単なようで、意外とできていない人が多いです。

“文”の単位は、メディアによって違いますが、1つのブロックでいろいろ詰め込んでしまおうとすると、内容がどうしても散漫になり、本当に言いたいことがなかなか伝わりません。
長文を書いてしまう人の傾向もここにあります。

人は、文字だけで。理解しながら読み進めるのには限界があります。
それは、脳の仕組み上、読むと言うことと理解するということを並行して行わなければならないため、どうしようもありません。

なので、読んでて長いと感じたら、言いたいことをいくつかに分割することを心がけましょう。

何か大きなコトを伝える場合、“1文1義”を基本に段階的に伝えていくようにしてください。
小さい理解を積み上げなら、大きなコトを伝えていくという発想です。

その大きなコトを伝えようと思ったとき、まず、何を伝えないのかを考えます。
そして、そこに理解を至らすためには、何が分かっていないといけないのかを考えます。
それらを先に“1文1義”で伝えていきながら、最後にその大きなことを伝えるイメージです。
先に理解しておく必要のあることは頭に入っているので、その大きなことも伝えやすくなっているはずです。

つまり、その大きなことというのが、ブログであり、書籍なのです。
そして、“1文1義”で段階的に伝えることが、記事であり、節となります。

ただ、それだけだと文章の集合体で収集がつかないので、テーマごと、段階ごとにくるるようにしてください。
それがブログでいうカテゴリーであり、書籍の章ということです。

こうやって考えると、ブログも、書籍も、書きやすいですよね。
そして、“1文1義”を守っていれば、間違いなく、読者にとっても理解しやすいものになっているはずです。

2016年2月22日月曜日

書いた文章の推敲、校正の簡単なやり方

書いた文章は、必ず、チェックをするようにしてください。
あなたが、どんなに凄い書き手であったとしても、必ず、推敲はするようにしてください。

推敲でチェックするのは、基本的には部分です。

・文章の言い回し
・句読点の位置
・誤字脱字
・表記統一
など

推敲をする場合、オススメなのが音読です。
少し早口で音読をし、句読点では多めに間をとるようにしてください。

学生時代に国語の授業で音読をしたとき、やたらと感情移入をして読む子がいたと思いますが、そういうイメージです。
それを少し早口にすることで、ヘンな言い回しで引っ掛かります。
そして、句読点を多めに間を取ることで、句読点の位置の違和感を解消することができます。

これをできたら、文章を書いた翌日とか、少し時間を空けて行うようにしてください。
文章を書いている時には、いろいろなフレーズが頭に浮かんでいると思いますし、書いた文章を何度も読み返しているはずなので目が慣れてしまっており、新たな気持ちでチェックすることができないのです。
とくに誤字脱字のチェックを行う場合は、一回、リフレッシュした方が見つけやすいので、とくに時間を空けることをオススメいたします。

あとは、表記統一ですね。
表記統一というのは、「サーバ」と「サーバー」を混在させてしまったり、「行う」や「行なう」といった送り仮名が違ったりすることを意味します。表記のゆれとも言いますが…。
これらは、どちらでも構いませんが、どちらからに統一しておいた方が読みやすいですね。
表記統一のチェックは、Wordの機能でもありますので、目でチェックするよりも、Wordの機能を使って、機械的にチェックした方が効率的だと思います。
Wordでチェックする場合、リボンのタグで「校閲」をクリックして、「表記ゆれチェック」をクリックするだけです。

あとは、ブログなどで公開したら、開く度に読むクセ、違和感があったら後回しにはせずにスグに直すクセを付けましょう。

2016年1月22日金曜日

書きたいコトから逆算する

出版でも、ブログでも、始めようと思った時に考えることがあります。

・書きたいこと
・書けること

この2つです。

でも、書きたいことを書いても、書けることを書いてもうまくいきません。

理由は、簡単です。
そのことを欲しいと思っている人がいないから…。

もし、出版でも、ブログでも、始めようと思ったら、自分が解決して上げられる悩みから考えるのが王道です。

でも、どうしても、書きたいことや書けることを書きたいというのなら、そのことを求めている人は誰だろう? そして、その書きたいことや書けることが解決になる悩みって何だろう? と、考えてみてください。

ブログの場合、楽にアクセスを集めようと思ったら、検索エンジンから誘導するのが、一番楽ですね。
検索エンジンからということは、何かキーワードを入力することになります。
キーワードを入力するということは、何かを探しているわけです。

つまり、自分が書きたいことや書けることが解となるには、どんなキーワードで検索してくる人かを考えればいいということです。

実は、先日、『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本をお手伝いしました。
著者は、コミュニティ運営の専門家である田代さん。

田代さんは、当然、自分の専門分野であるコミュニティ運営の本を出版したいと言っていました。

しかし、類書の売れ行きを見ても、「コミュニティ運営したいなぁ〜」と思って、本屋さんに来る人はいらっしゃいません。

そこで何をしたかというと、「何でコミュニティ運営をしたいのかな?」と考えました。
本を買う以上、たんに友達を作りたいからとか、コミュニティが楽しそうだからという人はいません。

そこには絶対に目的があるんですね。

口コミの時代と呼ばれるから、顧客を囲い込みたいから、など、いずれもビジネスのためというのがほとんどです。
つまり、「集客・売上をアップしたい」ということ。

では、コミュニティをやるっていっても、今さらmixiってことはありませんし、自作でSNSを立ち上げるということもないでしょう。
今なら、やはりFacebookです。

ということは、Facebookで集客・売上をアップしたいと思っている人は、コミュニティ運営をしようとしている人が多いのではないかと考えたわけです。

そうして、この『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本が生まれました。

この本を出した時、著者の周りの人は口を揃えて、「何で今さらFacebookの本なんですか?」と言っておりましたが、そう考えてしまう人は何かを書いて成功することはできないでしょう。
読者の求めるものを逆算して考えられないので、いつでも自分の書きたいことや書けることを押し付けることになりますから。

ちなみに、これを事業に置き換えると、ビジネスモデルを考えるのも楽になりますね。
私は、起業して18年になりますが、そうやってビジネスモデルを構築して、今に至っておりますから。

出版やブログ以外でも、こういう考え方をしてみてはいかがでしょうか?