2019年5月21日火曜日

いきなりブログを並行して書こうとしない

ブログの基本は1ブログ1テーマ、1記事1義です。

起業して間もない人を見ていると、あれもこれもと、とにかくやりたいことがいっぱい。
で、ブログの基本を教えると、「じゃあ、5つのブログを並行して始めなきゃ」ってなるんですね。

まぁ、この「1ブログ1テーマ」という考え方も様々で、個人的には「1ブログ1テーマ」というより、「1ブログ1ターゲット」と言った方がしっくりきます。
ターゲットが変われば、見せ方も変わりますので、そのターゲットごとにブログを立ち上げた方が効率的だと思うのです。

でも、テーマがターゲットになったところで結果は同じです。

結局、起業して間もない人ほど、こういう人にも、ああいう人にも…と増やしていきますからね。
自身がないのか、欲張りなのか、数撃ちゃ当たると思っているのか…。
本当のところは分かりませんが、いずれにしても、並行してブログをいくつも立ち上げようとしてしまうようです。

何となく、お分かりだと思いますが、これって逆効果です。

理由としては、人の時間や労力は有限だから。
有限ということは、複数あれば、複数に分散されてしまいます。
例えば、1ブログだったら、1週間毎日記事がアップできるので、接触頻度も高まり、自分のことの浸透も早くなるので、集客までの時間が短縮できます。
でも、5ブログを運営していたらどうでしょうか。
1週間毎日記事がアップできていたものが、週に1回の更新になり、投稿する度に「そういえば、こういうブログあったよなぁ〜」と毎回思われ、なかなか浸透されず、結果的に何時までたっても集客につながらないってことになりかねません。

例え、検索からのアクセス誘導したって、結果は同じです。
アクセスしたブログに記事が少ない場合と多い場合、どっちが信用できますか?
1つに絞れば、記事がアップされる頻度も上がりますから、すぐに記事が多いブログを作れますよね。

そして、何よりも、1つ目のブログ以降のスピードが圧倒的に変わってきます。

並行していくつものブログを運営していると、どれもそれなりのブログに成長するまでに時間がかかってしまうため、ブランディングするのに時間がかかってしまいますよね。
でも、1つのブログに集中して、さっさとそれなりのブログに育てあげてしまうと、次が圧倒的に楽になるんです。
だって、「あの○○ブログの✕✕さんが、新しくブログを始めました」って言ったら、すぐにアクセスを呼び込めますから。
自分のブログにファンができていれば、そこで紹介するだけでもアクセスを誘導することも可能です。

なので、とにかく最初は1つに注力するようにしてくださいね。

2019年4月16日火曜日

その文章はなんのために書いてますか?

ソーシャルメディアがこれだけ普及してきた昨今、何を買うかより誰から買うかが重要です。
そのためには、お客様に自分の人柄を伝える必要があります。
そこで、よく使われるのがブログです。

いわゆる社長ブログ、中の人ブログ、店長ブログ…といったのが該当すると思います。

でも、勘違いしないでくださいね。
人柄を伝える必要があるからといって、自分のありのままをさらけ出す必要はないんです。

例えば、健康に関する仕事をしている人のブログが、毎日、ラーメンがアップされていたらどうですか?
とても、その人の話しを聞く気にはならないと思いますよね。

それと一緒です。

ブログをやって人柄を伝える場合、その目的をもう一度、思い返してみましょう。
誰から買うかが重要な時代だから、ブログで人柄を伝えることにしたんですよね。
ということは、自分の扱っている商品やサービスを申し込んでもらうことが目的ということになります。

だとするなら、あなたがブログで発信するべきなのは、その商品やサービスを扱っている人として適任者として見えるかどうかです。
不適任に見えるような打ち出し方をしているのであれば、それは逆ブランディングになります。

ブログなどを書く場合、毎回、記事ごとにこの記事を通して、“誰に”“何を”伝えるのかを決めておくとブレなくなります。
もし、そんなこといちいち考えるのは面倒くさいと思うなら、家で日記でも書かれた方がいいと思いますが、どうしてもというのなら、せめてホームページなどのビジネスで使っているサイトとは切り離すことをオススメします。
そして、その上で、会社の社名や取扱商品やサービス名で検索しても表示されないようにしておきましょう。

もし、ヘンな情報を発信していることがバレた時に、せっかくのファンがいなくなってしまいますからね。
ソーシャルメディアがこれだけ普及してきたからこそ、それが拡散するスピードもかなり早いので、最初から見つからないようにしておくようにしておくか、そもそも書かない方がいいということです。

あと、これはちょっと趣旨が変わってしまいますが、酔っ払った時はブログは書かないようにしましょう。
気が大きくなってしまって、つい過度に言いたいことを書いてしまうことがあります。
翌朝、目お覚ました時に大事になってしまった人を何人もみてきましたので…。

2019年2月19日火曜日

いきなり書き始めない

ブログにせよ、原稿にせよ、何か文章を書こうと思った時、いきなり文章を書き始める人というのが、意外と多いです。

しかし、それではなかなか書けません。
途中で書けなくなっていしまう人の多くが、そういうやり方をしている人たちです。

では、どうするえばいいのかというと、書く前に言いたいことを書き出し、だいたいのあらすじを準備をして書くことです。

文章は相手に飽きさせずに、こちらの伝えたいことを伝えるための手段です。
ということは、思いついた順に文字にしていったって意味がありません。
自分が思いつくままに、書きたいことを綴るのは、手紙なら構いませんが、それ以外では読み手が辟易としてしまうことでしょう。

重要なことは、“飽きさせないこと”と“自分の伝えたいことを伝える”。
この2つを共存させるためには、書き手としての主観と、いつも冷静な客観という二つの視点を持たなければなりません。

その上で、自分が伝えたいこと、書きたいことを箇条書きにして書き出します。
伝えたいことは、ブログであれば1記事1つ、書籍であれば1節1つぐらいにしてください。
伝えたいことをてんこ盛りにしてしまうと、読み手がどれが一番重要なのかがわからなくなってしまい、こちらの意図通りに受け取ってもらいにくくなります。

書き出したら、今度は読み手を飽きさせないために、書くべきことの順番を入れ替えていきます。
もちろん、一番伝えたいことは一番最後です。

そこまでできて、やっと準備完了。

この状態でやっと文章を書き始めます。
常に客観視をしながら俯瞰した状態で結論を見据え、そこにちゃんと進んでいるのかを意識しながら、主観では実際に並べ替えた箇条書きを元に書き進めながら、次の話にどうつなげていくのかを考えながら書き進めるということです。

これは、最近のカーナビをイメージしていただけると分かりやすいでしょう。
目的地を設定いすると、道順と一緒に目的地までを直線でつないだ線も出ると思います。
あの目的地までを直線でつないだ線が客観の考え方、道順が主観の考え方です。

そうすると、そんなに難しくなく、しっかり読み手に言いたいことが伝わる文章を書けるようになりますよ。