2018年5月28日月曜日

書きたいことより、読みたいと思われることを書こう

ビジネスで成功する考え方は、実にシンプルです。

自分のお客様が求めている商品やサービスを提供する。
たったそれだけです。

ビジネスをされている人なら、すぐにご理解いただけることでしょう。

でも、ソーシャルメディアが普及して、起業しやすい環境が整ったことで、お客様が求めていることより、自分の価値を押し付ける人が非常に増えてきました。

実は、これは文章にも同じことがいえます。

ブログであろうと、メルマガであろうと、無料とはいえ読み手の時間と交換で読んでいただくものです。
ブログやメルマガを使って、ビジネスを加速させようと思っているのであれば、尚更、読み手が読みたいであろう文章を書かなくては、絶対にビジネスはうまくいきません。

でも、「それは私の書きたいことじゃない!」「自分のメディアなんだから自分の書きたいことを書く」と言って、自分の好きなことばかりを書かれる人が非常に多いです。

せっかく手間と時間をかけて書くのに、もったいないですよね。

もし、自分が好きなことだけを書いてビジネスがうまくいくのであれば、それは著者的ではなく、作家的な要素があるはずです。
つまり、あなたの世界観にお客様が共感したということになります。

それでうまくいくのであれば、それにこしたことはありませんが、なかなかそうかいかないのが現実です。

これ、実は出版も同じ。

多くの人が自分の書きたいことで本を出版したいと思っているようですが、それで売れるのはごくごく一部の人たちけですからね。

だって、読者はお金を出して本を買うわけですから、ブログやメルマガよりもシビアに判断していますよ。
その上、読むのに時間も費やすわけですから、このご時世、そこに価値を感じなければ、買ってまで何かを読むということはありません。

つまり、読者が読むためにお金も時間も投下してもいいと思える価値を感じてもらえることをしっかりと考えなければ、商業出版は無理だということです。
そういう人は自費出版をするばきでしょうね。

では、どうすればいいかというと、あなたが持っているノウハウやスキルで、お客様をどうしてあげられますか?
もしくは、どんな感覚や価値を提供できますか?

そうなりたい人は、何に悩み、それを解消するためにどんな情報を求めているのかを考えてみましょう。

それが、あなたが書くべき文章ということですから。
くれぐれも、自分が書きたいだけ、伝えたいだけの独りよがりな文章は書かないようにしてくださいね。

2018年4月17日火曜日

あなたの文章に相手は存在しますか?

先日、ブログのセミナーを開催しました。
ひと通り解説をして、質疑応答の時間に参加者さんから質問をいただきました。

「ブログをいっぱい書いているのですが、まったくメルマガにも登録してもらえないし、問い合わせもありません」とのこと。

実際にその人のブログを見てみると、自分のサービスのいいところがふんだんに紹介されていました。
本人もしたり顔で、「これだけ書いて、反応がないなんて信じられません」とおっしゃってました。

でもね、実はそこに理由があります。
ダメな人のブログほど、そういうブログが多いのです。

ブログを読んでもらって、メルマガに登録してもらったり、サービスに申し込んでいただくといった、相手に何か行動を促す以上、その行動の動機を提供しなければなりません。
その先に何があるのか、どうなれるのか、どんなメリットがあるのか…など、そういうことを伝えなければ、相手は動いてはくれませんよね。

そして、もっとも大事になことは、『そういうことを伝える』ということ。

さっきも書きましたが、自分のサービスのいいところ書くというのは、一方的な押しつけでしかないのです。
自分がどんだけ努力をしていようが、こだわっていようが、いいとおもっていようが、それをいくら書こうとも、自分の価値観を押しつけているだけ。
そこに相手は存在していません。

ブログでビジネスを加速させるために文章を書くのであれば、そこにお客様がいなくては意味がありません。
そして、そのお客様が価値を感じてもらえるための情報を提供しなくては、ビジネスが加速するわけないのです。

大事なことは、“何を書くのか”ではなく、“何を伝えるのか”ですよ。

書くだけなら一人でもできますが、伝える以上、相手がいなければいけません。
しっかりと相手を想定して、その相手が価値に感じる到達点をしっかりとコミットするということが、非常に重要です。

もし、あなたのビジネスが、本当に素晴らしいのにも関わらず、ビジネスががそれほど加速していないのだとすれば、相手が価値を感じてないだけに過ぎません。

そもそも、その相手でいいのか? もしかしたら、ターゲットが違うのかもしれません。
そして、ちゃんと伝わってますか? ただ書いている可能性があるのかもしれません。
もしかしたら、本当に価値があるんですか? もしかしたら、あなたが思っている価値は、相手にとって価値になっていないかもしれません。

この三点を見直してみましょう。
どっかに独りよがりな要素がある場合がほとんどですからね。

2018年3月20日火曜日

情報発信は自信を持ってしよう

ソーシャルメディアが普及したことで、誰でもが情報を発信することができるようになりました。
情報発信をすることでビジネスを加速させられる以上、いまやネットを使ってビジネスを加速させようと思ったとき、その情報発信は必要不可欠です。

ところが、誰でもがその情報を目にすることができます。
見ている人はお客様だけとは限りません。

そのことが起因して、しっかりと自信を持って情報発信ができていない人がいます。
そして、その自信の無さが逆ブランディングにしっていたりして…。

例えば、見込み客の人に信頼してもらいたいと思い、自分の実力以上のことを発信しなければと思ってします。
そのため、どこかの本から引用してみたり、もっと凄い人の言っていることをパクったり…。
でも、その当人が見るかもしれないし、競合や目上の人も見るかもしれないと思ってしまい、発信する情報を言い切ることができず、「〜と思います」と濁してしまったり、「必ずしもそうとは限りませんが…」と逃げ道を作ってしまうんですね。

せっかくイイ情報を発信したとしても、これでは台無しです。

この問題を解決しようと思ったら、まずは見込み客を見直しましょう。
より多くの人にリーチしよう、より凄いと思われるようにしようとするから、実力以上の情報発信をしなければならないのです。
背伸びして情報発信をしたところで、いつかはバレますからね。
だったら、最初から背伸びをせず、まずは等身大の自分を必要をしてくれる人を見込み客として設定し直すということです。
もちろんパイは減りますが、そこからしっかりと信頼関係を構築し、お客様と一緒に成長しながら、パイを広げていった方が、結果的に長続きします。

見込み客を広く設定するから、それなりの情報を発信しなくてはならないと思い込み、結果的に苦労していたと思うので、見込み客を見直すだけでかなりプレッシャーから開放できたのではないでしょうか?
でも、プレッシャーから解放されるだけで満足していてはいけません。
しっかりと信頼関係を構築できる情報発信をしなければ意味がありませんからね。

では、どうすればいいかと言えば、発信する情報を見直しです。
発信する情報を一次情報しか発信しないと決めましょう。
一次情報とは、自分の体験や知識から生み出された情報のことを意味します。
つまり、発信する情報を全て自分の中から見出し、しっかりと自分の言葉で発信するということです。
それなら自信を持って発信できますし、自分のレベルを相手に理解してもらいやすいので、それに見合った見込み客の人が集まってきてくれるはずですからね。

情報発信をして、しっかりと集客できている人とできていない人の違いは、アクセス数や友達・読者・フォロワーの数でも、発信する情報のレベルでもなく、実はしっかりと自信を持って発信しているかどうかだと思います。
自分が自信を持てずに発信している情報って、読み手に意外に伝わっているということを覚えておいてくださいね。