2017年1月17日火曜日

出版を目指すなら、ブログはやっておこう

私は、出版したい人のお手伝いをするのが仕事です。
なので、多くの著者さんの執筆に立ち会います。

そんな中で、自ら出版したいといっておきながら、おもしろい事態に遭遇します。

そのひとつが、「これ以上、書くことがありません」という事態。
これは、書くネタが枯渇したパターンと簡単に説明してしまい文字数が足りないパターンがあります。

書籍というのはだいたい6章から8章立て、そして、一冊10万文字ぐらいというのは、既刊の書籍を読んでいれば、分かることなのに…。

なので、私は、必ず、出版したいと相談してくる人にはブログをやるように薦めています。
ブログをすることで、自分が出版したいと思っていることの棚卸しや新たなネタ出しに有効だからです。
だいたい書籍の1章あたり6〜10節ありますので、章をカテゴリーに見立てて、各カテゴリーに6〜10記事以上投稿されてなければ、出版は難しいということになります。

ただ、自分で思ったことを思い通りに書けるのがブログのいいところでもあります。
でもそうやって好き勝手かいていると、簡単に説明してしまうクセがついてしまうんですね。
そうすると、文章を膨らませるということができなくなってしまうんです。
なので、ただ書くのではなく、自分なりに1記事何文字以上で書くと決めるといいですね。
だいたい書籍の1ページが600〜800文字なので、だいたい1節1200〜3200文字ということになります。
つまり、1記事1200〜3200文字ぐらいで書かなければ、出版は難しいということになります。

ということで、出版を目指すのであれば、出版したいテーマのブログを開設し、そのブログに6〜10のカテゴリーを作り、各カテゴリーに1200〜3200文字ぐらいの記事が6〜10記事以上投稿されている必要があるということです。

出版したい内容をブログにしたら、本が売れないと思われる方も多いですが、そんなことは一切ありませんので、気にせず、ブログを開設してください。

実際に執筆にたちあっていると、出版を意識してブログをやっていたかどうかが、これほどまでに大きく影響するのかと思えるほど違います。
これは、たんに自分の思ったようにブログを運営していたのでは意味がないということです。
運営するのであれば、しっかりと出版を見据えて、多少、自分に厳しいぐらいのルールを決めて、読者の顔を思い浮かべながら運営してくださいね。

2016年11月16日水曜日

情報を発信するのに覚悟が必要です

ソーシャルメディアの普及で、誰でも簡単にメディアを持つことができ、何でも情報を発信することができる時代になりました。

誰でもメディアをもてるということは、そのメディアを見る人が増えれば、多くの人に情報を伝えることができますし、どんどん拡散することにもなります。
まぁ、だからアメブロの読者を増やしたり、Twitterのフォロワーを増やしたり、Facebookの友達を増やすことを推奨しているコンサルタントもいらっしゃいます。
たんに数を増やしても、まったく意味がないので、それはオススメしませんが、見てくれる人を増やすことは、メディアの影響力に直結します。
(たんに数を増やしても、その人たちが見てくれなければ意味がないし、見てくれない人をいくら増やしても何の効果もありません)

メディアに影響力があれば、ノウハウやメッソドといった見る側に役に立つ情報だけではなく、自分の思想や嗜好などを発信することが可能になります。
ノウハウやメッソドを発信したら、欲しいと思った人が集まってきて、お客さんになってくれるかもしれません。
政治・宗教などに関することを発信したら、共感してくれた人が支持者になってくれるかもしれません。
プライベートを開示することで、羨ましいと思った人がファンになってくれるかもしれません。

いずれにしても、“欲しい”“共感”“羨ましい”と思わせられなければ、意味がありませんが…。

しっかりとメディアを確立し、そこにちゃんとした情報を流せば、かなりの効果が期待できる時代が到来したということです。

ここまでの話しを読むと、何だか夢のような話しのように思うかもしれませんが、あなたが何か情報を発信するのに覚悟が必要だということに気づいていますでしょうか?

公開した状態で何か情報を発信すると、当然、考え方が違う人が現れます。
もしかしたら、あなたの発信した情報が間違っていることもあるかもしれません。
他にも、近所の人が見ていたり、社員や上司、競合が見ている場合もあるでしょう。

情報を発信するということは、形に残ります。

しかも、先に発信する以上、見る側からしてみれば後出しジャンケンのようなものですから、どうしてもクレームする側の方が有利なわけです。
誹謗中傷、反論、クレーム、警告な…どなど、いろいろなリスクが生じます。

逆にいえば、そのリスクを背負って情報を発信しなければならないし。そのためには覚悟が必要だということです。

メディアを持つことのいい部分しか見ないで運営をすると、大変な目にあいます。
ただ、だからといって、当たり障りのない情報ばかりを発信していても、誰にも興味を持ってもらえません。

だからこそ、覚悟を持って発信して欲しいのです。

どうせ叩かれるにしても、この部分で叩かれるのなら仕方ないやというある意味での開き直りや、これを読んで嫌いになるなら別にいいやと吹っ切れるだけの覚悟です。
そうすることで、言葉を選び、切り口を考え、それでいて求心力の高まる情報を発信できるようになるはずですからね。

2016年10月20日木曜日

タイトルは読者との約束

ブログでも、書籍でも、必ず、タイトルがあります。
このタイトルは、何かと言えば、読者との約束なんです。

読者は、必ず、タイトルを見て読むかどうか決めます。
そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか…。

これは、ブログでも、書籍でも一緒です。

ブログなら、何か検索した検索結果に表示されているブログタイトルや記事タイトルを見て、クリックするかどうかを決めます。
書籍であれば、カバーのタイトルを見て買うかどうか決めますからね。

ということは、ブログでも、書籍でも、タイトルに書かれた内容が中に書かれてなければ詐欺みたいなようなものです。
Amazonのレビューで荒れているほとんどの本が、釣り広告のようなタイトルになっていて、その内容がしっかりと書かれていないというものばかり。

とくに書籍の場合は、お金を支払って手にする訳ですから、ブログのような無料のメディアとは怒りの度合いが違います。
その怒りの捌け口になっているのが、Amazonのレビューということです。

まぁ、読者の気持ちになって考えれば当たり前ですね。

そのタイトルに書かれた内容を知りたいとか、そのタイトルに書かれた到達点に立ちたいとか思って読んでみたのに、そのことについての肝心なコトが書かれておらず、“続きはこちら”で高額なバックエンド商材を売り込まれたら、たまったもんではありませんから。
そりゃ、読者が怒るのも無理はありません。

タイトルは、あなたのコンテンツを読むかどうかの入口です。
そのタイトルで、読むかどうか決めるわけですから、そのタイトルに書かれたことは、中にしっかりと書いてなければ、読者の怒りを買うのは当たり前です。

そういう意味で、タイトルは読者との約束であるということは、覚えておいてください。

もし、その先でバックエンド商品の販売につなげたいのであれば、まずはタイトルに書いたことを中に書いて、“さらに上を目指すならこちら”と誘導するべきです。

例えば、月30万円稼ぐためのコンテンツを売りたいのなら、月10万円稼ぐ方法を書いて、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」と誘導するということになります。
タイトルの月10万円稼ぐ方法しか約束している訳ではないので、その内容が書かれていれば文句を言われることはありません。
その上で、さらに稼ぎたいと思えば、「もっと稼ぎたい人はこんなコンテンツもありますよ」という部分をクリックするし、そうでなければクリックしないわけです。
つまり、読者の選択によってクリックするするかどうかを決めるわけですから、そこに不快感はないということになります。

ブログでも、書籍でも、タイトルを決める場合、それが読者との約束になるということを踏まえて考え、その上で、そこから読者の選択によって誘導する方法を考えるようにしてくださいね。