2016年3月20日日曜日

1文1義が基本

ブログでも、書籍でも、同じことが言えると思いますが、文章を書くときの基本は、“1文1義”です。
ブログなら1記事、書籍なら1節で伝えるべきことを1つに絞るということ。

この“1文1義”、簡単なようで、意外とできていない人が多いです。

“文”の単位は、メディアによって違いますが、1つのブロックでいろいろ詰め込んでしまおうとすると、内容がどうしても散漫になり、本当に言いたいことがなかなか伝わりません。
長文を書いてしまう人の傾向もここにあります。

人は、文字だけで。理解しながら読み進めるのには限界があります。
それは、脳の仕組み上、読むと言うことと理解するということを並行して行わなければならないため、どうしようもありません。

なので、読んでて長いと感じたら、言いたいことをいくつかに分割することを心がけましょう。

何か大きなコトを伝える場合、“1文1義”を基本に段階的に伝えていくようにしてください。
小さい理解を積み上げなら、大きなコトを伝えていくという発想です。

その大きなコトを伝えようと思ったとき、まず、何を伝えないのかを考えます。
そして、そこに理解を至らすためには、何が分かっていないといけないのかを考えます。
それらを先に“1文1義”で伝えていきながら、最後にその大きなことを伝えるイメージです。
先に理解しておく必要のあることは頭に入っているので、その大きなことも伝えやすくなっているはずです。

つまり、その大きなことというのが、ブログであり、書籍なのです。
そして、“1文1義”で段階的に伝えることが、記事であり、節となります。

ただ、それだけだと文章の集合体で収集がつかないので、テーマごと、段階ごとにくるるようにしてください。
それがブログでいうカテゴリーであり、書籍の章ということです。

こうやって考えると、ブログも、書籍も、書きやすいですよね。
そして、“1文1義”を守っていれば、間違いなく、読者にとっても理解しやすいものになっているはずです。

2016年2月22日月曜日

書いた文章の推敲、校正の簡単なやり方

書いた文章は、必ず、チェックをするようにしてください。
あなたが、どんなに凄い書き手であったとしても、必ず、推敲はするようにしてください。

推敲でチェックするのは、基本的には部分です。

・文章の言い回し
・句読点の位置
・誤字脱字
・表記統一
など

推敲をする場合、オススメなのが音読です。
少し早口で音読をし、句読点では多めに間をとるようにしてください。

学生時代に国語の授業で音読をしたとき、やたらと感情移入をして読む子がいたと思いますが、そういうイメージです。
それを少し早口にすることで、ヘンな言い回しで引っ掛かります。
そして、句読点を多めに間を取ることで、句読点の位置の違和感を解消することができます。

これをできたら、文章を書いた翌日とか、少し時間を空けて行うようにしてください。
文章を書いている時には、いろいろなフレーズが頭に浮かんでいると思いますし、書いた文章を何度も読み返しているはずなので目が慣れてしまっており、新たな気持ちでチェックすることができないのです。
とくに誤字脱字のチェックを行う場合は、一回、リフレッシュした方が見つけやすいので、とくに時間を空けることをオススメいたします。

あとは、表記統一ですね。
表記統一というのは、「サーバ」と「サーバー」を混在させてしまったり、「行う」や「行なう」といった送り仮名が違ったりすることを意味します。表記のゆれとも言いますが…。
これらは、どちらでも構いませんが、どちらからに統一しておいた方が読みやすいですね。
表記統一のチェックは、Wordの機能でもありますので、目でチェックするよりも、Wordの機能を使って、機械的にチェックした方が効率的だと思います。
Wordでチェックする場合、リボンのタグで「校閲」をクリックして、「表記ゆれチェック」をクリックするだけです。

あとは、ブログなどで公開したら、開く度に読むクセ、違和感があったら後回しにはせずにスグに直すクセを付けましょう。

2016年1月22日金曜日

書きたいコトから逆算する

出版でも、ブログでも、始めようと思った時に考えることがあります。

・書きたいこと
・書けること

この2つです。

でも、書きたいことを書いても、書けることを書いてもうまくいきません。

理由は、簡単です。
そのことを欲しいと思っている人がいないから…。

もし、出版でも、ブログでも、始めようと思ったら、自分が解決して上げられる悩みから考えるのが王道です。

でも、どうしても、書きたいことや書けることを書きたいというのなら、そのことを求めている人は誰だろう? そして、その書きたいことや書けることが解決になる悩みって何だろう? と、考えてみてください。

ブログの場合、楽にアクセスを集めようと思ったら、検索エンジンから誘導するのが、一番楽ですね。
検索エンジンからということは、何かキーワードを入力することになります。
キーワードを入力するということは、何かを探しているわけです。

つまり、自分が書きたいことや書けることが解となるには、どんなキーワードで検索してくる人かを考えればいいということです。

実は、先日、『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本をお手伝いしました。
著者は、コミュニティ運営の専門家である田代さん。

田代さんは、当然、自分の専門分野であるコミュニティ運営の本を出版したいと言っていました。

しかし、類書の売れ行きを見ても、「コミュニティ運営したいなぁ〜」と思って、本屋さんに来る人はいらっしゃいません。

そこで何をしたかというと、「何でコミュニティ運営をしたいのかな?」と考えました。
本を買う以上、たんに友達を作りたいからとか、コミュニティが楽しそうだからという人はいません。

そこには絶対に目的があるんですね。

口コミの時代と呼ばれるから、顧客を囲い込みたいから、など、いずれもビジネスのためというのがほとんどです。
つまり、「集客・売上をアップしたい」ということ。

では、コミュニティをやるっていっても、今さらmixiってことはありませんし、自作でSNSを立ち上げるということもないでしょう。
今なら、やはりFacebookです。

ということは、Facebookで集客・売上をアップしたいと思っている人は、コミュニティ運営をしようとしている人が多いのではないかと考えたわけです。

そうして、この『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本が生まれました。

この本を出した時、著者の周りの人は口を揃えて、「何で今さらFacebookの本なんですか?」と言っておりましたが、そう考えてしまう人は何かを書いて成功することはできないでしょう。
読者の求めるものを逆算して考えられないので、いつでも自分の書きたいことや書けることを押し付けることになりますから。

ちなみに、これを事業に置き換えると、ビジネスモデルを考えるのも楽になりますね。
私は、起業して18年になりますが、そうやってビジネスモデルを構築して、今に至っておりますから。

出版やブログ以外でも、こういう考え方をしてみてはいかがでしょうか?