2016年2月22日月曜日

書いた文章の推敲、校正の簡単なやり方

書いた文章は、必ず、チェックをするようにしてください。
あなたが、どんなに凄い書き手であったとしても、必ず、推敲はするようにしてください。

推敲でチェックするのは、基本的には部分です。

・文章の言い回し
・句読点の位置
・誤字脱字
・表記統一
など

推敲をする場合、オススメなのが音読です。
少し早口で音読をし、句読点では多めに間をとるようにしてください。

学生時代に国語の授業で音読をしたとき、やたらと感情移入をして読む子がいたと思いますが、そういうイメージです。
それを少し早口にすることで、ヘンな言い回しで引っ掛かります。
そして、句読点を多めに間を取ることで、句読点の位置の違和感を解消することができます。

これをできたら、文章を書いた翌日とか、少し時間を空けて行うようにしてください。
文章を書いている時には、いろいろなフレーズが頭に浮かんでいると思いますし、書いた文章を何度も読み返しているはずなので目が慣れてしまっており、新たな気持ちでチェックすることができないのです。
とくに誤字脱字のチェックを行う場合は、一回、リフレッシュした方が見つけやすいので、とくに時間を空けることをオススメいたします。

あとは、表記統一ですね。
表記統一というのは、「サーバ」と「サーバー」を混在させてしまったり、「行う」や「行なう」といった送り仮名が違ったりすることを意味します。表記のゆれとも言いますが…。
これらは、どちらでも構いませんが、どちらからに統一しておいた方が読みやすいですね。
表記統一のチェックは、Wordの機能でもありますので、目でチェックするよりも、Wordの機能を使って、機械的にチェックした方が効率的だと思います。
Wordでチェックする場合、リボンのタグで「校閲」をクリックして、「表記ゆれチェック」をクリックするだけです。

あとは、ブログなどで公開したら、開く度に読むクセ、違和感があったら後回しにはせずにスグに直すクセを付けましょう。

2016年1月22日金曜日

書きたいコトから逆算する

出版でも、ブログでも、始めようと思った時に考えることがあります。

・書きたいこと
・書けること

この2つです。

でも、書きたいことを書いても、書けることを書いてもうまくいきません。

理由は、簡単です。
そのことを欲しいと思っている人がいないから…。

もし、出版でも、ブログでも、始めようと思ったら、自分が解決して上げられる悩みから考えるのが王道です。

でも、どうしても、書きたいことや書けることを書きたいというのなら、そのことを求めている人は誰だろう? そして、その書きたいことや書けることが解決になる悩みって何だろう? と、考えてみてください。

ブログの場合、楽にアクセスを集めようと思ったら、検索エンジンから誘導するのが、一番楽ですね。
検索エンジンからということは、何かキーワードを入力することになります。
キーワードを入力するということは、何かを探しているわけです。

つまり、自分が書きたいことや書けることが解となるには、どんなキーワードで検索してくる人かを考えればいいということです。

実は、先日、『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本をお手伝いしました。
著者は、コミュニティ運営の専門家である田代さん。

田代さんは、当然、自分の専門分野であるコミュニティ運営の本を出版したいと言っていました。

しかし、類書の売れ行きを見ても、「コミュニティ運営したいなぁ〜」と思って、本屋さんに来る人はいらっしゃいません。

そこで何をしたかというと、「何でコミュニティ運営をしたいのかな?」と考えました。
本を買う以上、たんに友達を作りたいからとか、コミュニティが楽しそうだからという人はいません。

そこには絶対に目的があるんですね。

口コミの時代と呼ばれるから、顧客を囲い込みたいから、など、いずれもビジネスのためというのがほとんどです。
つまり、「集客・売上をアップしたい」ということ。

では、コミュニティをやるっていっても、今さらmixiってことはありませんし、自作でSNSを立ち上げるということもないでしょう。
今なら、やはりFacebookです。

ということは、Facebookで集客・売上をアップしたいと思っている人は、コミュニティ運営をしようとしている人が多いのではないかと考えたわけです。

そうして、この『Facebookで集客・売上をアップする方法』という本が生まれました。

この本を出した時、著者の周りの人は口を揃えて、「何で今さらFacebookの本なんですか?」と言っておりましたが、そう考えてしまう人は何かを書いて成功することはできないでしょう。
読者の求めるものを逆算して考えられないので、いつでも自分の書きたいことや書けることを押し付けることになりますから。

ちなみに、これを事業に置き換えると、ビジネスモデルを考えるのも楽になりますね。
私は、起業して18年になりますが、そうやってビジネスモデルを構築して、今に至っておりますから。

出版やブログ以外でも、こういう考え方をしてみてはいかがでしょうか?

2015年12月18日金曜日

文章を書く目的を考える

最近、コンテンツSEOとか、コンテンツマーケティングという言葉をよく耳にします。
それに伴って、ブログやFacebookといったソーシャルメディアを活用して、ビジネスに活用しようという流れも定着し、文章術の書籍なども売れております。

しかし、ビジネスに活用することを目的に文章を書く場合、重要なのは文章力ではなく、記事力です。

文章の多少の“てにをは”のミスや誤字脱字よりも、そこに何が書かれていて、読者が何を感じ、どう動くかの方が重要になります。
簡単に言えば、何でもいいから文章を書けばいいというものでないと言うことです。

書いた記事の向こうには、必ず、人間がいます。
その人間に何を伝え、その読者を自分の思った方向に導けなければ、その文章に意味はありません。

では、文章を書いて、読者をどうしたいのか?

例えば、一見客を見込み客に替えようと思ったら、最初に読まれる文章で信頼感を与えなければなりません。
一見客は、何気なく検索エンジンでキーワードを入力し、アクセスしてくるお客さんです。
検索エンジンから来るお客さんは、悩んでいるからキーワードを入力します。
そして、その検索結果からアクセスする場合、それが誰が書いた記事なのかよりも、そこに自分の悩みを解消する答えがあるのかを見ます。
なので、一見客を見込み客に替えるためには、検索エンジンに入力するキーワードをイメージして、そのキーワードから悩みを推測し、その解を記事に書かなければなりません。
つまり、ノウハウ記事ということになります。
そのノウハウ記事を読んで、スッキリと悩みを解消できたら、その読者はその記事の読者に信頼感を持ち、他の記事も読むようになります。

そして、見込み客を潜在顧客にするためには、この人の記事をもっと読みたいと思わせる必要があります。
そのためには、例えば、読者が求めている大きなテーマを連載記事のように書いて、「一回では読み蹴れない」「続きを読みたい」というような感情を抱かせればいいのです。
そうすることで、読者登録やブックマークへの登録をしてもらうことができ、じっくりと顧客教育ができる状態にすることができます。
並行して、今までの実績の紹介などもアップして、自分の凄さを伝えることでさらに求心力が高まります。

その上で、潜在顧客を新規顧客にするためには、販売記事や集客記事を書かなければなりません。
「なぜ、必要なのか」「それでどうなれるのか」ということをイメージさせ、必要性を訴えて、実際に購入してもらうということです。
他にも、顧客教育が必要な場合は、過去の成功事例や失敗事例なども紹介して、「それをやればいんだ」「それをやったらダメなんだ」ということを自ら考えるように仕向けておきます。

新規顧客になったら、今度はリピーターですよね。
何度も買っていただくために、新規顧客への感謝を伝え、その人たちの効果や声を紹介していきます。
その時に、自分のコトのように書くことで、顧客の心は鷲掴みされ、リピーターへ変わっていきます。

最後にリピーターをファンにしていくためには、絶対的な信頼関係が必要不可欠です。
なので、がっつりえこひいきををしてあげましょう。
よいしょ記事になるぐらい持ち上げて紹介してあげます。
そして、たまにはお願いをしてみてもよいでしょう。
ファンは、たまに頼ってもらえると、すごく喜びますからね。

このように、読者のレベルによって与えなければいけない感情が違いますし、導く先も違います。
そこが違えば、当然、書く内容も違うし、書き方も変わってくるのです。

なので、まずは“誰に”“何を”伝え、“何処に”導くのかを意識して書くようにしましょう。
そうすることで、飛躍的に記事力がつくはずです。

文章力は、記事力があってはじめて効果が出ますからね。